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無痛分娩直前の私はかなりナーバスに…でも、産後20分でむぎとろごはんを完食!

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私は硬膜外麻酔による計画無痛分娩で娘を出産しました。

ある程度のリスクを想定せざるを得ない無痛分娩をわざわざ選択したのは、人類の叡智の証明です。
二十一世紀に、中世のような方法で出産することが理解できませんでした。
それも、医学の水準がこんなに高い日本という国で!


・・・などと言っていますが、痛いのがいやだったのです。
とは言え、リスクとメリットを天秤にかけて、メリットのほうが大きいと判断したのも本当です。
虚弱体質気味の私は、無痛分娩でダメージを軽減したほうが良いと考えたのです。

無痛とは言え、痛いこともあります。
私が最も痛い!と感じたのは子宮口を広げるバルーン処置。
痛いとは聞いていたものの、予想以上でした。
無痛分娩とは言え、麻酔が入る前ですから当然ですが痛いのです。
このバルーン処置ですっかり痛み恐怖症になってしまい、麻酔を心待ちにするように。

 

ところが一難去ってまた一難。
あんなに心待ちにしていた麻酔処置なのにリトライとなっていまいました。
なぜなら、バルーン処置の痛みの記憶に背中に針を刺す恐怖がブレンドされた精神状態になり、血圧が下がってしまったのです・・・

背後に針を持った人が刺そう刺そうと待ち構えているんですよ?怖いじゃないですか!
けれど、決心すれば一瞬、痛みはほとんどなくすぐ終わりやっと一息。

そして背中を押される感じにもやもやしつつ、明日はどうなるだろうと夜をすごしたのでした。

 

さて。
すんなりLDRが使用できたこともあり、産後の私はなかなか余裕がありました。
お産の前に、看護婦さんにとっておいてくれるようにお願いしてあった本日のメニューにして私の大好物の「むぎとろごはん」を、産後二十分後に完食しているくらいには余裕でした。
これが人生ベストのむぎとろごはんなんじゃないかと、今でも思います。
おいしかった!

 

さらに、やはり無痛分娩で使用することもある「笑気ガス」の栓を部屋の壁に見つけて「これって、やっぱりお医者様もみんな大笑いしながらお産するんだろうか・・・」「イーヒッヒッヒ」と、水木しげるの漫画のような声を出して夫とふざけていました。
ちなみに、もちろんそんなガスではありません。
こんな風にふざけるくらいに、産後の私は余裕でした。

 

対照的にお産直前の私はかなりナーバスでした。
むしろ、この時にむぎとろごはんを食べるように言われても無理でした。
陣痛の役目はいろいろあるものの、痛みによる高揚感というか、お産そのものへの恐怖心をそらす効果もあると思うのです。
けれど、麻酔が効きやすく、陣痛もばっちりコントロールした私は、そうはいきません。
儀式に素面で挑む状態で、冷静すぎたのです。
加えて、昨日からの痛みや不安が緊張を煽ります。

 

やたら冷静で、でもナーバスなままお産が始まると、産道に気配を感じました。
痛みのない分、産道の感覚がはっきりと伝わってくるのです。
その感覚に集中すると、気分が穏やかになってきました。
旋回して這いだしているはずの娘ですが、なぜか旅人のビジュアルイメージがぐるぐるする中、産道に集中し、そのうちに娘が出てきました。

 

これが私の無痛分娩のあらましです。
産後二十分でむぎとろごはん」は誰もが驚くエピソードとなっています。
けれど、そんな余裕ある時間を迎えるまでには、やっぱりいろいろあったというわけなのです。

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著者:厥日績

年齢:40歳
子どもの年齢:8歳

ゆったり系私立小学校へ通うマイペースな娘を持つマイペースなゆったり系専業主婦。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。