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妊娠32週目で胎児の足が短いことが判明。妊娠高血圧症で生死をさまよった出産

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なかなか子どもができず、何年も続けた不妊治療の末、ようやく授かった子どもの誕生を待ちわびていた頃に起こった出来事です。


妊娠32週目の妊婦健診で、おなかの中の赤ちゃんの足が極端に短いことがエコー検査で判明。足が短い赤ちゃんは、ダウン症などの障害がある可能性が高いとのこと。
「まだ、障害があると決まったわけではないし、障害があったとしても胎児治療もできないので、このまま様子を見ましょう」という医師の言葉で、様子をみることに…。


次の妊婦健診までの一週間は、私は生きた心地がしませんでした。
「なんとか赤ちゃんが無事に生まれてきますように」と何度も神様にお願いしました。そうこうするうちにあっという間に一週間が経ち、33週目の妊婦健診の日があっという間やって来ました。
赤ちゃんの状態には変化はありませんでしたが、この頃から赤ちゃんの体重がまったく増えなくなってしまい、代わりに妊婦である私の体重が少しずつ増えはじめました。
その週も前回と同じ理由で、様子をみることになりました。

不安で涙を流してばかりの毎日が続く中、「無事に赤ちゃんが生まれてきてくれるだろうか」という出産に対する緊張がストレスとなり、次第に私の体調は悪化。
34週目の妊婦健診でも、赤ちゃんの体重が少しも増えていないことがわかったのです。


その日は赤ちゃんの心臓が無事に動いているかどうかを調べるために、胎児の心電図検査を30分おこないました。
心臓は動いていたものの、予断を許さない状況は続き、35週目の健診では、初めて尿検査で異常が出て、最高血圧は180にも上がっていることが分かりました。


急性の妊娠高血圧症になってしまったのです。
しかも、おしっこもまったく出なくなり、腎臓にも異常が出ていて、肺にも水がたまり呼吸も上手く出来ない状態に。
母体と赤ちゃんの命が危ないという事で、そのまま緊急入院、緊急オペになりました。
帝王切開です。
私や赤ちゃんに何かあったときの連絡先の確認がおこなわれ、慌ただしく手術の準備が始まりました。
しかし、私の体には全身に水がたまり、血管がつぶれ、麻酔薬をいれるための点滴の針を指すことさえできませんでした。
麻酔がなければ手術をすることができません。
「赤ちゃんが死んじゃう、神様、助けて!」その時の私は絶望でいっぱい…。
結局、手術は長時間にも及びました。


…そして、なんていうことでしょう。
奇跡的に私も赤ちゃんも命が助かったのです。


1700グラムととても小さな赤ちゃんでしたが、元気な産声を聞かせてくれました。
後で医師に聞いたのですが、私の体がもう妊娠に耐えられなくなり、少しずつ調子が悪くなっていくのを察知して、おなかの赤ちゃんは自分の脳に真っ先に必要な栄養を送り、手や足に栄養を送るのを後回しにしていたそうです。


母子ともに命がけの難産でしたが、娘はそんなことがあったなんて想像もできないほど、今では活発な女の子に成長しました。

著者:kaorin
年齢:42歳
子どもの年齢:2歳

 

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