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小さなお腹。

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私は臨月に入っても一般の妊婦さんの妊娠8ヶ月ぐらいのお腹の大きさでした。

見た目が小さくても、お腹の赤ちゃんは常に平均の上の方。

つまり、前に前に大きくなるのではなく、お腹の奥に奥に大きくなるタイプだったのです。

その影響で、出産は壮絶なものでした。

 

それは、予定日を1週間過ぎた日の朝4時…ヒドイ下痢のような腹痛で目が覚めました。

何度トイレに行っても治らない…もしやと思い、念のため時間をはかってみると15分おき!

タイミングよく主人が起きてくれて、病院と私の母に連絡をして急いで病院に向かいました。

 

前々から母に「お産は体力勝負だから、陣痛が来たら食べられる時に食べておきなさい!」と、言われていたので、病院でオニギリやパンなどなど…これから始まる試合に向けて兎に角食べまくりました。

 

しかし陣痛が進むにつれて、

「ん?気持ち悪いぞ?」

その吐き気はどんどんヒドくなりました。

助産師さんが持ってきてくれた嘔吐バケツが大活躍!

あっというまに、私の胃の中は空っぽになりました。

(ちなみに嘔吐処理は立ち合い出産だったので主人がやってくれました。嫌な顔せず処理してくれて、この時に彼と結婚して良かったと思ったのは秘密。笑)

 

ちなみに、この時点で12時間が経過。

痛みはMAX。それに反比例して全く開かぬ子宮口。

赤ちゃん妊娠後期に入ってからすぐにかなり下に降りていたので、陣痛でお腹は痛い&赤ちゃんが骨盤刺激して腰も粉々になりそう&胃の中は空っぽでも吐き気は強くなる一方。

 

そんな状況がさらに10時間。

私の体力は底をついていました。

あとから聞いた話では、お腹の小さかった私は陣痛で子宮と一緒に胃も刺激され、陣痛が進むにつれて吐き気も強くなったみたいです。

 

現在陣痛が始まってトータル22時間。

一向に子宮口は開きませんでした。

ボロボロの体。耐えるしかない状況。

終わりの見えない不安。

部屋中に響く私の声にならない叫び。

 

それでも頑張れたのは、お腹の赤ちゃんも一緒に頑張っているんだという想いと、私の腰を永遠とさすってくれた主人の想いが私を支えてくれたから。

 

陣痛開始から24時間。

子宮口は開いていませんが、あまりの状況に助産師さんからの指示で分娩台へ。

 

意識が朦朧とする中、突然力みたくなる感覚に。

その後、助産師さんの合図で力んだり、深呼吸を繰り返す。

 

ついに、頭が見えてきた。

しかし子宮口は開いていなかったようで先生が「ちょっとお手伝いするね」と言って会陰切開

(正直、意識が朦朧としていてうろ覚えで、会陰切開をしたとあとから助産師さんに教えてもらいました)

 

痛みは言葉にできないほど壮絶になったところで、「もうすぐよ!!!」という助産師さんの声。

それからしばらくして、分娩室に響く赤ちゃんの可愛い泣き声。

 

25時間の壮絶なお産がようやく終わり、3226gの元気な男の子が生まれました。

 

初めて抱く愛おしい我が子は、壮絶な陣痛をあっというまに忘れさせてくれました。

我が子がこんなにも愛おしいものなのだと、この子が教えてくれました。

 

ここには書ききれないくらい本当に壮絶でしたが、あれから育児で壁にぶつかっても「あのお産を家族みんなで乗り越えたんだから、このくらい大丈夫」と、思えるようになり、私達家族の絆を壮絶なお産がさらに強くしてくれました。

 

著者:かな

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