妊娠・出産・育児の情報サイト


結婚してから初めて、夫から離れ病院で過ごす夜…。心配と心細さで涙が止まらない

妊娠28週に入り、それまでの経過も順調だったある日の午後、軽い腹痛に襲われました。

それまでにも便秘で軽い腹痛を感じることはありましたが、その日は朝からお通じもあったし「何が原因?」と思いつつ。夜まで様子見をしました。

 

ちょうど夫は仕事が休みで家におり、買い物や夕飯作りも手伝ってくれながら一緒に過ごしました。歩いたり座ったりすると腹痛がある状態は夜まで続き、横になっても張るような痛みが引きませんでした。

 

寝る前に何となく痛みの間隔を時計で計ると、10分置きくらいに痛みがきてるかも?ということに気づきました。

しかしその日が日曜日で産婦人科がお休みだったこと、痛みも耐え難いほどではなかったことから、翌日も痛いようなら産婦人科に行こうと考え、そのまま就寝してしまいました。

 

夜中の1時半、トイレに目が覚めましたがまだ痛みが引いておらず、さすがに危機感を覚えました。

時計で計ると3分置きにお腹が張り、ギューッとした痛みがあります。

隣で寝ていた夫を起こし、すぐ産婦人科に電話すると、これから来てくださいとのこと。3分置きに張ってるなら入院になるねと言われてしまいました。

 

私の住む市には分娩できる産婦人科がありません。当然、入院設備もありません。

隣の市にある、車で1時間かかる病院へ、紹介状を書いてもらってすぐに行くことになりました。

初めての妊娠で何も準備ができてないし、急な入院になって必要なものも分からない!とにかく急いで行かないと!と、取るものもとりあえず夫の運転する車で向かいました。

 

診察の結果、子宮口も開いていないし子宮頸管も十分な長さがあるので早産の危険はないとのこと。理由は分からないが頻繁にお腹が張っているとのことでした。

すぐに点滴で張り止めの薬が投与されることになりました。

点滴をしてもらえた頃には朝4時になっていました。夫はひとまず家に帰り、私は結婚してから初めて、家以外の場所で1人になりました。

 

妊娠中、一度だけ夫が出張で1日家を空けたことがありました。その時はつわりがひどい時期でしたが、慣れ親しんだ家ということ、夫の食事や身の回りの世話は心配せずに済んだこと等から、そこまで不安にはならずに済みました。

しかし、今回は自分が知らない場所で一人ぼっちです。

夫はこれから寝る暇もなく仕事に行くんだろう。朝ご飯は自分で用意できるかな。お弁当も作ってあげられなかった。洗濯物は回せるかな、干せるのかな。入院に必要なものも持ってきてもらわないといけない。そもそも自分はいつ退院できるんだろう。

 

薄暗い部屋で点滴を受けながら、不安と心配が頭の中を回りました。

ボロボロ涙がこぼれて、今まで普通に家事をさせてもらえていた事、夫のそばにいられた事がどれほど有り難かったか身にしみました。

 

それから時間と共に徐々に容態も落ち着いて、精神的にも落ち着きを取り戻しました。

夫もなんとか自分で身の回りのことをこなしながら、必要物資を届けてくれたり、毎日のように顔を見せに来てくれました。

 

産後は家事も手伝ってもらわないといけないんだから、と言って妊娠が分かった頃から洗濯や炊事を手伝ってもらっていましたが、今回の急な入院をきっかけに少し自覚を持ってくれたみたいです。

何でも手伝うと言ってくれつつも、自分1人では何も出来ないと思い込んでいた夫が、自分にも家事は出来るんだということを少しでも分かってもらえる良いきっかけになったように思います。

夫婦がお互いを思いやって、お互いを信じて、自分に出来る事をする。そうやって絆を深めて家族になっていくのかもしれないと思った出来事でした。

著者:ゆづき

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。