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天国のお爺ちゃんへ ~見守ってくれてありがとう~

約2週間に第2子となる長女を出産した私。陣痛時間が53分と短かったのは、天国に旅立ったお爺ちゃんが助けてくれたからだと思います。

 

東京に住んでいた私は、家族の支えもあり里帰り出産を選択。実家のある三重に帰省しました。90歳にもなるお爺ちゃんが亡くなったのは約3ヵ月前。物静かだったお爺ちゃんも亡くなる直前には認知症が悪化。物忘れもひどくなり家族との喧嘩も絶えませんでした。

「誰が私の豚の角煮を食べたん?」

「それは私と上の子供の食べ物やと言ったのに。」

大好きな豚の角煮を勝手に食べたお爺ちゃんに怒った私にお爺ちゃんは、

「ごめん。知らんかった」と言い、新品の2千円札をくれました。それから1週間後、家で倒れ誤飲性肺炎と診断され入院したお爺ちゃんは、何も食べられなくなり約1ヵ月後に息を引きとったのです。

 

あの時、目一杯豚の角煮を食べさせてあげれば良かったと悔いが残る私は、お爺ちゃんが亡くなってから初めての盆(初盆)の日に、出血をし陣痛がきました。

産院に向かう前に実家のお爺ちゃんが眠る仏壇に、無事に赤ちゃんが産まれますようにと願った私。そのおかげか、痛みに耐えることができ、初盆が始まる30分前に、無事に3926gの大きな女の子を出産することができました。東京から駆けつけてくれた主人にも立ち会ってもらうことができ、良かったです。

 

ひ孫が産まれたことが心の底から嬉かったようで、全く外出をしないお爺ちゃんが、第1子を出産した時は産院までお見舞いに来てくれました。

赤ちゃんがすやすや眠っている時、新品の2千円札をみると、お爺ちゃんの顔がうかび涙がでて泣けてきます。新しく産まれた女の子をお爺ちゃんにも見せてあげたかった。落ちついたら東京に戻る前に、お墓参りに娘と行く予定です。

お爺ちゃんの残していった盆栽にも新芽がでてきました。

「大好きなお爺ちゃん、天国でも幸せに暮らしていますか?」

私はやんちゃな息子と小さな娘、家族に囲まれ幸せに暮らしています。そして、これからも子育てを楽しみながら精一杯する予定です。

 

著者:かたつむり

東京在住。

里帰り出産のため現在は帰省中。

約2週間前に第2子となる長女を出産しました。

 

第1子を出産直後は、疲れとストレスから全身が蕁麻疹にもなりました。

食べることと寝ること、植物が好きな2児の母親です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。