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完全ミルクと完全母乳の両方を経験してみてわかったこと

結婚して6年目に待望の自然妊娠。

嬉しくて幸せでハッピーなマタニティライフを満喫していた私。

母親教室にも積極的に通い、イメージトレーニングを開始した。

 

出産本番。地獄のような光景だった。警報サイレンが室内に鳴り響き、赤ランプが点滅している。異常事態を意味していると私でも理解できた。

赤ちゃんの産声はなく、体の色も悪い。呼吸もせずに、即、保育器へ。

 

声も赤ちゃんの顔も見れずに、カンガルーケアもなにもなかった。想像とはまったく違った。小児科医や産婦人科医や助産師がバタバタときて、胎児の蘇生を試み、分娩台で私は取り残された。処置もしてもらえず、大量出血。

 

幸せなお産を夢みていたのに、あまりのショックで過呼吸になって気絶した。

結局、母子共に長期入院になり、私はこのお産が元で障害を負うようになった。

 

出産が怖くて二人目など考えられなかったのに、また自然妊娠。あのときの出産事故が脳裏をよぎる。また、あんな目に遭うのではないのか?

 

不安と絶望で二人目の出産を迎えた。

 

安産で、赤ちゃんの産声を産まれて初めて聞いた。力強い鳴き声で、私の方が赤ちゃん以上に号泣した。

カンガルーケアで、ほかほかの赤ちゃんを助産師さんが私の胸に置いてくれた。温かくて重かった。またまた私は号泣した。

そして、赤ちゃんの顔も今回は見られた。パパに似てお猿の赤ちゃんみたいだった。

 

産声を聞け、カンガルーケアをし、顔も見られた。母乳も二人目で初めてあげることができた。今回のお産で前回できなかった体験をすべてできた。初めて、子供を産んだ実感が持てた。

 

私のトラウマもようやく癒された。今は母乳で育てている。一生懸命飲み、生きている赤ちゃんの姿に、母乳をあげるたびに涙が出る毎日。ミルクの時には感じなかった、強い強い母性と絆を感じる。母乳がで続ける限り与えていきたい。

 

病院のスタッフの皆さんには感謝をしてもしたりない。赤ちゃんを大切に育てて行こうと心から違った。

著者:鰹節っこ

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