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42週の苦悩

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妊娠中は特に何のトラブルもなく、夫婦2人きりで過ごせる最後の時間ということで、温泉旅行に行ったりディズニーランドに行ったり高級フレンチに行ったり…とかなり快適で充実のマタニティライフを楽しんでいました。

 

妊娠してから食べても全然太らなかったので、子供の為と思って美味しいものをいっぱい食べていたら、6ヶ月くらいになって急激に太り始め、助産師さんに産道が狭くなるから太っちゃダメと言われ後期はずっと怒られていました。

 

なので太らないように散歩は毎日4キロ以上してたのですが効果がなく、9ヶ月くらいからはスクワット100回してました(笑)

 

さらになかなかお腹が下がらず、臨月になっても生まれる気配が全くなく、何の兆候もなくて、みんなに『いつ生まれるの?』と聞かれるたびに嫌な気持ちになり、こっちが聞きたいわと泣きました。

 

生まれてくるのが楽しみだったのに、生まれないことがこんなにストレスになるとは思いもしませんでした。

 

食べ物だってナマモノとか制限されて我慢してるし、お酒も飲めないしさらに太っちゃダメと言われてストレスフルだったのに、生まれて来ないストレスも重なって臨月は毎日落ち込んでいました。

 

「42週になっても生まれなかったら促進剤試して、ダメなら帝王切開ね」と先生に言われ、今まで手術なんてしたことがないので恐怖しかなく、早く産みたくて散歩とスクワットとオッパイマッサージやラズベリーリーフティーなど…生まれるジンクス的なことは全て試しました。

しかし生まれる気配は全くなく、暗い気持ちで42週を迎え病院に行きました。

 

促進剤を2日間試してダメだったら帝王切開と言われました。

1日目の促進剤は効果がなくかったのですが、2日目の促進剤はすぐに効果が出て、破水して定期的な陣痛が来ました。

 

やったぁ!手術じゃなくなるし普通に産めそうだし、もうすぐ生まれるのかなぁ…とすごく楽しみでワクワクしてました。

 

しかし子宮口がなかなか開かず長引きそうな予感。

先生に「開かなかったら明日手術ね」と言われて嫌だなと思っていたら、陣痛の間隔が短くなって、生まれるのかな?とまた期待をしていたら急に助産師さんが来て、「ダメだ、赤ちゃんの心音落ちちゃった」と。

緊急帝王切開が決定しました。

 

母はさっきまで病院にいたのに帰ってる途中で電話に出ず、旦那に電話したら出てくれて、泣きながら「赤ちゃんの心音が落ちちゃって帝王切開になったから来て」と伝え、私はすぐ手術台に向かいました。

赤ちゃんが心配なのと手術の恐怖で震えが止まりませんでした。

 

麻酔をされても意識はあるので喋れるし、何かされている感覚はあるのでそれがまた怖かったのですが、とにかく赤ちゃんが心配で早く会いたい気持ちでいっぱいでした。

 

先生が「明日手術って言ったのが聞こえたんだね、それじゃ間に合わないよってちゃんと教えてくれたんだよ」と言われ、少しだけ怖さがなくなりました。

 

無事赤ちゃんは生まれてきてくれて先生がすぐ顔を見せてくれましたが、苦しかったみたいで胎便もしていて、肌が土色で感動や嬉しさよりも『苦しくさせてごめんね』っていう気持ちで涙が出ました。

 

涙を助産師さんが拭いてくれて「土色だしかわいそうだった」って言ったら「そんなことないよ、みんなあんな感じの色で生まれてくるから大丈夫だよ」と言って慰めてくれました。

 

思っていたより旦那が早く駆けつけてくれていて、赤ちゃんを見て喜んでいる声が聞こえました。

そして赤ちゃんが戻ってきて泣き声が聞こえて、安心して、また泣けました。

 

先生が「いい旦那さんだね、赤ちゃんよりあなたの心配をして質問攻めにされたよ」って言われました。

 

麻酔が切れてからずっと痛くて、夜中も寝れず痛み止めをもらったりしてましたが、他の妊婦さんがいきんでる叫び声を聞いて帝王切開でよかったかもと思いました。

 

産んでから次の日には歩いてトイレに行ってと言われましたが、とても立ち上がれる状況ではなく、ものすごく時間がかかってやっとベッドから降りれたものの、体がまっすぐ伸ばせず腰を曲げたままトイレに行きました。

でも2日くらい経つと痛みは減っていって体をまっすぐにして歩けるようになりました。

 

産んだあとが痛くてツラかったけれど、入院も長いのと、赤ちゃんの面倒は助産師さんたちがだいぶ助けてくれたので、それもある意味よかったかもしれません。

 

出産のフルコースを味わいましたが、今は4ヶ月で8キロのおデブちゃんに成長してすくすく元気に育ってくれて幸せです。

著者:R

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