初めての妊娠は32歳のとき。
漫画を描いていた夫の収入が不安定だったので、子供を作るのを先延ばしにしてきた私たち夫婦。
お互いの年齢が30を過ぎた頃、二人で協力してどんなことでも乗り越えていこうと決意し、ようやく辿り着いた妊娠でした。
でも、お腹の中の子が生まれた後の幸せな生活を想像し、夫婦で語り合う幸せな時間はそう長くは続きませんでした。
どんな日に何が起きてもおかしくないことはわかっていても、このときは私たち夫婦だけが別の世界にいるような気がして本当に辛かったです。
帰宅して何を食べたのか、何を話したのかなどはまったく覚えていません。
これから、お腹の子に会うための道のりを夫婦で進んで行くことになります。
でも、まっすぐなきれいな道というのはそう多くはありません。
職場復帰を希望していたのですが、私が勤めていた会社は、これまでに誰一人として産休や育休を取った人がいない職場だったのです・・・。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>>次回のエピソード:「産休?育休?だめだめだめ!」 理解のない職場。復帰を諦めかけた時、救世主あらわる
年齢:39歳
子どもの年齢:5歳
育児漫画から成人漫画までこなす、さすらいの漫画描き。愛娘もっちゃんの育児を中心に綴る4コマ漫画ブログ「おひさま もっちゃん!」が人気を集める。著書に『親バカと言われますが、自覚はありません。』(KADOKAWA)がある。
ブログ:「ちんたいむ」
新刊:おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記(KADOKAWA)
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