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「子どもが生まれて、パパを大切に思えなくなった」そんな時に思い出したいこと by 須藤暁子

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結婚した後の私。

強い?恐い?太った?疲れている?

白髪も、顔のシミも、シワも、 たくさん増えてしまった私だけど、

いま、あなたの子どもを守っています。

 

この子に出会わせてくれたこと、

心から、ありがとう。

 

私を選んでくれたこと、

心から、ありがとう。

 

『「男の子ママ」の悩みをぶっとばす言葉』より

 

子育てに必死になるあまり変わってしまう夫との関係

このたび、『「男の子ママ」の悩みをぶっとばす言葉』を出版することになった2児の母、須藤暁子です。

 

「子どもが生まれて、パパを大切に思えなくなった」という相談をよく受けます。

実は私にも、長男が生まれた後、主人の事を考える余裕がなくなってしまった時期がありました。

子供を生かすことに必死で、自分も主人も、子供を生かすためだけに存在しているような気持ち。

その当時、私たちの関係は、ただ子供を守り、生かしてゆくための同士のようでした。

好きとか、恋人とか、そんなことは考えられなくなっていたのです。

 

だから、子供のためにならないことや、主人が自分だけ好きなことをしに行ったりすると、悲しい気持ちになったり、「どうして」とか、「ひどいな」とか思って泣いたり。

そしてそれを直接言えない(いい奥さんでいたかったのと、子供を産んで変わったと思われたくなかったから)日が続き、苦しかった。

今思えばホルモンのせいで「産後うつ」のような状態になっていたのでしょう。

「なんで主人はわかってくれないんだ、わたしだけで子供のことを守って行かなきゃ」なんて考えていたことも。

 

変わったのは私。話し合いの末に気づいたこと

このままではいけないと、とにかく話し合いました。何度も何度も。 

その時は、「主人が変わってしまった」としか考えられなくなっていたけれど、たぶん変わったのは「私」でした。

たくさん話し合った結果、私が良かれと思って「言わない」ことがいけなかったんだと気付きました。

「言わない」くせに、わかってほしいとか、自分と同じ感覚、考えであってほしいというのは、いくら主人でも無理なんですよね。

 

だから、それから私は「これを手伝って欲しい」とか、「お願いできる?」と素直に言うようにしています。

色々ありましたが、結局自分が子供に夢中になりすぎていたことに反省をしました。

 

私が夫婦の関係を見直すためにした、5つのこと

1.自分の考えは「考え」であり、「言う」事をしないと伝わらない

2.言いたいことを100%言うのではなく、一度考えてから

3.子供ではなく主人を一番に
(子供はどうやっても一番の存在になるから心配しなくても平気。主人が子供以下にならないよう、主人の居場所をつくる)

4.「親をみて育て」もあっていい
(寝る時間や食事はどうしても子供中心になるけど、親の軸をぶらさないのも大事)

5.誰とも比べない
(子供も、自分も、主人も)

 

子供が大きくなったら、主人と二人でずっと楽しくいられるように、主人と私の関係も見直せるようになりました。

こんな私を選んでくれた主人は、その存在自体が、ありがたいですから。

 

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子育て奮闘中の母ちゃんドクターが書いた「男の子ママ」の悩みをぶっとばす言葉(KADOKAWA)/須藤暁子(著)

2歳と4歳の男の子を育て、医師として働く 著者が、まさに「今」、育児奮闘中のお母さんに向けて書いた言葉集。「今日も子どもを生かせたら、それだけであっぱれだ。」「忘れ物?子どもじゃなきゃいいんさ。」などなど。「泣ける!」「元気になれる!」と、共感必至の 言葉の数々。「この本が、隣にある本当に 大切なものに気付き、悩めるお母さんにとって、ほんの少し心を軽くしてくれるおくすりで ありますように」という願いを込めた1冊。