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ライバルと張り合う予定だった運動会。大観衆を目の前に、緊張しすぎた息子は…

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息子には幼稚園で仲が良いT君がいます。

走り回るのが大好きな2人はいつも一緒です。引っ込み思案だった息子は、T君と出会うことで社交的に変わりました。大人と同じように子どもも人に影響されることを実感します。息子によい影響を与えてくれたT君に感謝です。

息子はT君と背の高さも同じくらい。走る速さも一緒くらいで、何をするにもお互いライバル意識を持っています。そんな2人の対決が見られる、幼稚園の一大イベント「4歳の運動会」が近づいていました。

 

背の順でかけっこの順番を決めることから、息子とT君は一緒に走ります。

2人の火花が飛び散ります。

幼稚園が終わると園庭でかけっこの練習を始める2人。勝ったり負けたりと互角の勝負です。私の幼少期にこんな友達はいなかったな、お互いを意識し合える関係って羨ましいと思うばかりです。

この2人が運動会本番に、どんな姿を見せてくれるのかすごく楽しみでした。

とうとう待ちに待った運動会がやってきました。私とT君のお母さんはカメラを片手にかけっこの順番を待ちます。クラスで1番背が高い組の息子たちは最後の走者でした。

ようやく順番が回ってくると、思わず私も緊張です。「頑張ってー!」応援にも力が入ります。

「よ~い、ドン!」先生の合図とともに走り出す5人の子どもたち。

1位を突っ走るのはT君です。あれ?息子はどこ!?

私はT君と張り合うのを楽しみにしていました。ところが予想もしなかった最下位で走っています。息子を見ると、かなり緊張している様子。

気持ちだけはあるのか、前傾姿勢になり足がもたついています。腰が曲がったおじいさんが走っているかのよう。あれだけT君とかけっこの練習をしていたのに〜!

結局息子は最下位です。

走るのが速いと期待していた私は息子に「どうして最後なのよ〜!変な走り方しちゃって」と笑いながら言ってしまいました。

すると息子は「エーン!!!」と泣き始めました。

息子は一生懸命だったのです。

大観衆を目の前にしていつもの自分を出し切れなかったようでした。

悔しくて涙がポロポロあふれています。

 

そんな息子にすごくひどいことを言ってしまったと思い「ごめん・・・お母さん言い過ぎた、一生懸命に頑張ったもんね」と声をかけました。

すると息子は涙をぬぐいながら「T君に勝ちたかった」と言ってきました。

弱冠4歳の息子も悔し泣きをするんだ。

私は息子をギュッと抱きしめ「また来年頑張ろうね」と涙ながらに声をかけました。

 

1年前の運動会は先生に指示されるがままに動いていた息子。それが今では競争心が芽生えています。たった1年で、こんなに心が成長するものなんだと成長を嬉しく感じました。

きっと来年の運動会はまた一つ成長した息子の姿が見られるかもしれない。そう思うと今から楽しみです。

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著者:イルカ
年齢:36歳
子どもの年齢:2歳・5歳

2人目の出産を機に13年間務めた会社を辞め、現在育児奮闘中。子どもを保育園へ預けて仕事をする方が楽だったなと思うこともありますが、やっぱり今が1番楽しい!1人目の子どものときにできなかったスキンシップをたくさんとれるよう心がけています。

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