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「母乳はスキンシップのひとつ」完母にできないストレスで限界の私に、先輩ママの言葉

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3歳上の姉は、2人の男児をどちらも完母で育てていました。

すくすくと成長する甥っ子を見て、「私も同じように完母で育てたい!」と思い、姉と同じ産院で出産することにしました。

私のかかった産院は、母乳育児に特化した産院として有名で、県外からも母乳トラブルに遭われたママたちが診察に来るほどです。

 

妊娠後期に入り、初めて自分のおっぱいを助産師に見てもらったところ、

「こんなカチカチなおっぱいだと、赤ちゃんが吸えないよ!」

と、あまりに衝撃的なコメントに、ショックが大きくてリアクションすることが出来なかったことを覚えています。

その日から、おっぱいマッサージを行うように指示が出されました。

 

私は幸いにも悪阻がなかったので、妊娠8ヶ月頃から言われた通りのおっぱいケアを始めました。

おっぱいがカチカチになる理由は、主にママの食生活が原因のことが多いそうです。

私は、お酒や味の濃い食事、そして甘いものが大好きで、それこそストレス発散は食べることでした。

いったい誰が、彼氏もいない・結婚の可能性もゼロに等しい段階から、妊娠のことを鑑みた食生活なんてするのだろうか。

そんなことを思いながら、2015年の冬、無事に娘を出産しました。

 

いざ母乳育児がスタート、おっぱいケアも続けてきたし、目指せ完母!と意気込んでいた私に、辛く悲しい現実が襲ってきたのです。

娘は、2,502gと小さな女の子だったので、吸う力が弱く、私のカチカチおっぱいでは上手く吸うことなんて出来ませんでした。

真っ黄色の初乳は、見た目が悪く、味も不味そうで、それでも必死に飲んでくれる娘を見て、「ごめんね」という言葉が自然と出ていました。

 

娘が吸えない分は、搾乳して飲ませるのですが、搾乳の痛みに耐える苦痛な時間。

「もう止めてください」という言葉が、何度出そうになったことか…。

娘のため!と思ってひたすら我慢をし、搾乳後は胸を撫でる日々でした。

 

退院後、1週間健診に訪れたときのこと。

1日8回の授乳の度にミルクをしっかり足していた筈なのに、全くと言って良いほど体重が増えていなかったため、助産師にひどく指摘されました。

帰り道、余りのショックに泣くだけの私を見た主人がベビースケールをレンタルしてくれて、そこから1ヶ月間は毎回の授乳前後と沐浴前の体重測定が日課となりました。

1ヶ月間スケールと睨めっこし、計算した上でミルクを足したので、1ヶ月健診では低体重ですがクリアすることが出来ました。

ただ、母乳よりミルクが多いことが完母を自ら遠ざけているのではないかという不安がありました。
ですが、まずは体重を増やすことが最優先なので、その気持ちを殺してミルクを増やしていきました。

 

1ヶ月を過ぎる頃には、ようやく黄色い初乳が白っぽい母乳へと変わりつつあり、少しずつ母乳の分泌も増えている気がしました。

2ヶ月頃には、どうしたら完母になれるのか、図書館に通って母乳に関する書籍を読み漁り、ネット上の母乳に関するBlog等をずっとチェックしていました。

そこでよく見かけたのが、「母乳育児は3ヶ月くらいしてから軌道に乗る」という言葉。

その言葉を信じて、母乳が出るための努力をし続けました。

 

月に2回の母乳マッサージ、自宅でのセルフマッサージ、くわえさせ方、飲ませる姿勢を色々と試したり、ミルクアップハーブティー、牛蒡子と呼ばれる劇的に苦いお茶、たんぽぽ茶、葛根湯、青パパイヤの栄養剤等、色々と試しました。

 

娘の体重は少しずつ増えていたものの、哺乳量は以前と全く変わりませんでした。

何故完母になれないんだろう、何故3ヶ月経ったのに母乳量が増えないんだろうと、どんどん自分を追い詰めるようになりました。

完母で順調に育てた姉や友人が励ましてくれたのですが、逆に自分の努力が足りない、と責められているような気分になるばかりでした。

今までの食生活が、自分の生き方がそもそも間違っていたんだ、と思い始め、ストレスが限界まで達していました。

 

4ヶ月に差し掛かった頃、完母が無理ならば、混合栄養で母乳マッサージにミルクに関する費用がダブルで嵩むなら、ミルク一本にしてしまおうかと思っていたときに、古くからの友人が混合栄養で育てたと教えてくれました。

彼女に、「母乳はスキンシップのひとつと捉えて、ミルクで大きくしても大丈夫だよ、今までよく頑張ったね」と言われ、涙が出ました。

 

今でも完母へのこだわりを完全に捨て切ることは出来ませんが、混合栄養でもしっかり成長すれば良いやという軽い気持ちに切り替えて頑張っています。

これからママになる方、今、同じ悩みを抱えるママに、そんなに頑張らなくてもいいんだということを伝えたいと思う日々です。

著者:ちょた
年齢:30代
子どもの年齢:4ヶ月

2人姉妹の妹。
30歳にして結婚、出産。
派遣会社を退職し、専業主婦へ。
2015年12月、女児を出産し、現在子育てに奮闘中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。