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一針一針皮膚を突き刺す激痛が!会陰縫合の痛みが失神レベルでカンガルーケアもできず…

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初めての出産はとてもスムーズなものでした。
夜中に陣痛が30分間隔で始まり、朝には10分間隔になったのでそのまま入院。
スクワットや階段の上り下りをしながら、夕方には分娩台へ。
深夜0時頃に子宮口が全開になったので、助産師さんの「はい!いきんでいいですよ!」という号令のもと、「ふんっ!むぅー」と3回ほどいきんだら、「すぽんっ」と生まれてきました。

1分間隔になった時の陣痛は確かに痛いものでしたが、あまりのスムーズさに「あれ?意外に早かったな」という感想で、泣き叫ぶことなく終わりました。

 

しかし、地獄はその後待っていました。
体を拭くために別の部屋に連れていかれる赤ちゃんを見ながら、「はぁ、無事に終わったんだ。なんかあっという間だったな」とボーっとしていると、

 

「!!」

 

一瞬、目の前が真っ白になったかと思った瞬間、

「ぎ、ぎゃーっ!!」

今まで感じたことのない痛みに襲われました。
それは、切開した会陰を縫合している痛みでした。

 

針が皮膚を突き刺す痛みとともに、縫合用の糸がまるで紐のように太く感じられ、それが皮膚に通されるたびに激痛が走ります。
麻酔をしてるはずなのに、分娩台から飛び上がるほど痛いのです。

 

「ザクッザクッザクッ」

 

ひと針ひと針ゆっくりと、確実に皮膚を縫っているのがわかりました。

 

「い、痛い!痛い!痛いーっ!」

 

私は耐え切れず、分娩台の上の方へ逃れようとするのですが、先生がグイッとお尻をつかんで下に引っ張り戻し、ザクザクと容赦なく縫い続けます。

 

「無理、無理、無理、無理!ぎゃー、痛いっ」

 

陣痛の時は全く取り乱すことなく冷静だったのに、突然狂ったように泣き叫ぶ私を見て、母も夫もびっくりしたようでオロオロしていました。

「早くー、早く終わってー!」

祈るような気持ちでした。
2針も縫えば終わるだろうと思っていたのですが、3針、4針縫っても先生の手が一向に止まりません。

 

しかもひどいことに、私がこんなにも叫んでいるにもかかわらず、先生から「大丈夫ですよ」とか「もう少しで終わりますよ」という慰めの言葉が一切ないのです。
ただただ無言で黙々と縫われ続け、終わりが見えないこの状況に恐怖を感じました。

 

「まだ?まだ終わらないの?早くして!い、痛い痛い!!」

 

私はだんだんパニックになり、体が震えだしました。
耐えがたい痛みに加えて貧血にも陥り、更に併発した激しい頭痛と高熱で意識がもうろうとしていました。

出産前は赤ちゃんが生まれたらカンガルーケアをしたいと希望していましたが、母親がこんなパニックを起こしているので危険と判断されたのでしょう。カンガルーケアはできず、代わりに夫が息子を抱いていました。
それをうっすら横目で見ながら、「カンガルーケア、私がしたかった…。情けない。悔しい」と、泣けてきました。

 

それからどのくらい時間が経ったでしょうか。
先生の、「はい、終わりましたよ」の声とともに、ようやく皮膚をつんざく痛みがなくなりました。
部屋の電気が消され、私は2時間程度そのまま分娩台で震えながら眠りにつきました。

 

その後は一般病棟に移され、目立ったトラブルなく退院に至りましたが、退院前の健診で別の先生が会陰の状態を見た時、「あら~、結構切ったんだねぇ」とつぶやいたのが聞こえました。

「やっぱり!普通はこんなに切らないんだ。どうりで痛いはずだよ」と会陰を切った先生に少しだけ憤りを感じました。

 

陣痛開始から出産までとてもスムーズだったのに、最後の最後、会陰縫合で失神しかけるというまさかの事態…。

カンガルーケアもできず、非常に悔いの残る初産でした。

著者:@キャティ
年齢:30代
子どもの年齢:2歳

北海道在住の専業主婦。イヤイヤ期に差しかかった2歳の息子に、毎日あたふたしている新米ママです。

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