第1子を妊娠していた時の話です。
まさかの入籍して最初の排卵での妊娠だったので、びっくりした反面、旦那も子ども好きだったため、早く授かることができて良かったね、と夫婦で喜んでいました。
妊娠が判明した直後から身体に様々な変化が現れ始めました。
つわりやだるさ、腰痛などのメジャーなトラブルは、症状は軽いにせよ一通りありましたが、私の場合はとにかく悪寒がひどかったです。
寝ても覚めてもとにかく寒い!
10月の時点で妊娠2ヶ月でしたが、ダウンコートをクローゼットの奥から引っ張り出してずっと包まっていました。
カットソー1枚で過ごせるような暖かい日でも、寒気がするためダウンコートで過ごしていないと震えてしまうほどです。
まだ冬の入り口の時点でこんな状態だったので、冬本番を迎えるときには羽毛布団を持ち歩かなきゃ外出できないんじゃないか? と思うほど、四六時中寒かったのを覚えています。
今まで、仕事で何人もの妊婦さんにお会いして、妊娠中のお話を伺う機会があったので、どんなトラブルがあるかはある程度分かっていたつもりでしたが、悪寒はそれまで聞いたことがありませんでした。
むしろ寒気よりも、身体の火照りを感じる方のほうが多かったです。
果たしてこの悪寒の原因はなんなのだろうか、と気になってネットで検索してみると、体温が上昇する妊娠初期は相対的に外気を冷たく感じるためだと書いてありました。
なるほど、体温上昇を火照りと感じるか、悪寒と感じるかは人それぞれなんだな、と妙に納得したのでした。
そんな悪寒に悩まされていた私が、一番効果を感じられたのが「冷え取り」でした。
冷え取りとは、シルク製の靴下の上に綿かウールの靴下を重ね履きするという健康法で、靴下さえ手に入れれば誰でも手軽に始めることができます。
本来は絹と、綿かウールの靴下を交互に4枚重ね履きするのですが、こんなに履いていたのではかなりのボリュームになってしまうので、絹の5本指ソックスと綿の靴下の2枚履きで試してみました。
するとどうでしょう。履いてから数分で身体の中からじんわり暖かくなっていきいます。
さすがに靴下だけでは肩など上半身は寒さを感じるのですが、下半身は確実に暖かさがアップしました。
足首を冷やしてはいけない、とはよく言いますが、まさかこんなに効果を感じられるとは思っていませんでした。
とっても簡単に始められる「冷え取り」、とってもおすすめです。
冷え取りのおかげで辛かった悪寒も和らぎ、体温の高温期が終わるとされる妊娠5ヶ月の中盤くらいからは症状もなくなりました。
そんなわけで、羽毛布団がなければ外出できなくなるのでは…という不安も杞憂に終わったのでした。
実際に自分が妊婦になってみて、妊娠中は昨日と今日で体調が全く違うということなんて当たり前なんだと実感しています。
その時その時の自分の体調と向き合って、無理せず過ごしていくのが、楽しく妊娠生活を過ごすためのポイントなのではないかと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:HINA
年齢:30歳
子どもの年齢:産後2ヶ月
編集プロダクション勤務ののち結婚を機にフリーの編集者に。結婚してすぐ第一子を授かり、出産。マイペースに娘との生活を満喫中。
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