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【医師監修】授乳中に薬を服用するのはNG?風邪を引いたらどうすれば・・・?産婦人科医、きゅー先生に伺いました

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授乳中に薬を服用するのはNGというイメージを持たれている方が多いと思います。

実際に、内科を受診して薬を処方してもらえなかったケースもあるようですが、そもそも、薬を飲んだママの母乳は、赤ちゃんへどう影響するのでしょうか。

授乳期間中も薬はたいていOKと産院で聞いた、という眉屋まゆこさんの体験記「行く科によって指示が違うから悩ましい!授乳中の服薬について助産師さんに言われたこと」について、産婦人科医のきゅー先生に詳しく伺いました。

 

 

Q. 授乳中ですが、風邪薬を服薬しても大丈夫?

A. 一部の特殊な薬を除いては問題ありません

授乳期間中に内服薬を飲んだとしても、それが全て直接母乳に移行するわけでは無りません。例えある程度母乳に移行したとしても、その量はごくわずか。風邪を引いたときなどに処方される薬剤を飲んでも、赤ちゃんの体に届くまでのプロセスを介すことで、薬が与える影響はほとんど無くなります。一部の特殊な薬を除いては、授乳期間中に服薬しても問題ないと考えていただいて結構です。

 

Q. 薬を入手する際に気をつけるポイントは?

A. 心配であれば、産婦人科での処方を!

赤ちゃんに大きな悪影響を与える薬剤はかなり限られています。

またそれらの薬剤のほとんどは、専門的な病気に対して使用される薬剤です。

リスクが比較的高い薬剤については、かかりつけの専門診療科でないと処方されないので、診察時には、かかりつけ医に授乳中であることを告げるようにしてください。

風邪や乳腺炎で薬の処方を希望する場合は、病院によっては処方を嫌がるケースもあるので、心配だったら産婦人科での処方を希望したほうが良いかもしれません。

 

Q. 服薬している間の授乳で気をつけることはありますか?

A. 特にありません。普段通りの授乳でOKです。

 

 

「授乳中に薬を飲むと赤ちゃんに悪影響が出る」と思い込み、服薬しなかったばっかりに、病状をこじらせてしまい、赤ちゃんまで病気になってしまった。ミルクにかえたものの、赤ちゃんがミルクを受け付けない、母乳が詰まって乳腺炎になったなど、授乳中に薬が飲めないことをストレスに感じていたママも多いはず。

でも、特殊な薬を除けば、授乳期間中に服薬しても、赤ちゃんには影響がほとんどないことが分かりました。

風邪をひいたかな?と思ったら我慢しないで産婦人科医に相談を。症状に見合った薬を処方してもらうのが、ママの体調を回復させる一番の近道です。

 

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きゅー先生

産婦人科医・医学博士。「遠藤レディースクリニック」院長。アメブロ公認トップブロガー。「専門的な知識をとにかくわかりやすく!」をコンセプトに開設したブログ「産婦人科医きゅーさんが本当に伝えたい事」が評判を呼び、現在23000人を超える読者に向け産婦人科の知識を伝えている。

書籍:『妊娠・出産を安心して迎えるために 産婦人科医きゅー先生の本当に伝えたいこと』(KADOKAWA)