結婚して、しばらくたっても妊娠できなかった私。
他の人にはなかなか相談できませんでしたが、職場の大好きな先輩に不妊治療をしていることを伝えました。
先輩は、私が妊娠すると信じて疑わず、いつも励ましてくれました。
そして、不妊治療の末、妊娠が判明。
先輩に報告したときは、自分のことのように喜んでくれました。
その後少しして、先輩から『ちょっとしたプレゼント』と言われて、紙袋をもらいました。
何だろうと思い、1人になってから開けてみると、そこには母子手帳ケースが。
『不妊治療をしていると聞いてから願掛けしてこのケースを買っていた』とのメッセージ。
私が妊娠したら、渡そうとしてくれていたそうです。
本当に妊娠できるかなんて誰も分からない状況で、とても安価ではない母子手帳ケースを買ってくれていたなんて。
先輩の気持ちが、ただ、ただ嬉しくて、涙が止まりませんでした。
お腹の中にいる子にも、先輩のこの優しさを、いつか伝えてあげたいと思います。