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「お母さん頑張ってますね、これはもう病気です」 身も心も追いつめられた重い悪阻

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私達夫婦は結婚して5年目にしてやっと授かりました。

なかなか授からず、不妊治療も行い…

やっと妊娠出来た事にびっくりし、ただただ嬉しかったです。

しかし、その時の私は、その後に地獄の日々が待ってるとは思いもしませんでした。

 

病院で心拍確認まで行った頃から、少しずつ自分の体に変化が表れ始めました。

 

まず、おっぱいが異常に熱くなりました。

生理前のおっぱいが張る時とはまた違う感覚でした。もう冬に入る頃だったのですが、汗をかく位だったと思います。

 

その次に嗅覚が過敏になりました。

外を歩いてると、「えっ?この人油か何かを頭からかぶった?」(きっと居酒屋か何かに行かれてたんでしょう、笑)と思う事や、主人が1階で煙草を吸うと、2階に居るのに分かるなど匂いに敏感になりました。

 

そしてそして、少し気持ちが悪い。

悪阻の始まりでした。

 

始めは、船酔いしてる感覚が一日中続く感じで、たまに吐く位でした。

その頃はまだ人間らしい生活を送れていました。

それが日に日に酷くなっていったんです。

 

妊娠2ヶ月の頃、1日に2~5回吐く様になりました。

決まって夕方から気分が悪くなり、トイレに駆け込む。という感じでした。

 

妊娠3ヶ月の頃、テレビの音がすごく嫌になり、明るいのも嫌になり、無音の真っ暗な部屋でひたすらバケツに吐くという毎日になりました。

毎日10回以上吐き、水を飲んでも吐き、終いには胃液も底をついたのか、胆汁を吐く様にまでなりました。

その頃、あれだけ望んでた妊娠を後悔し、肉体的にも精神的にも追い詰められていました。

 

妊娠4ヶ月の頃、相変わらずの悪阻の毎日。

お風呂も自分で入れなくなり、主人に入れてもらってました。

そんな中、激痛と一緒に血を吐いてしまいました。

救急病院に直行。

すると、先生が「お母さん、よく我慢して頑張ってますね!これはもう悪阻ではなく、妊娠悪阻といって病気と同じですよ!」と言いました。

その言葉に、私はとても心が楽になり、涙が溢れました。

 

私は毎日、『もう頑張れない、この辛さから逃げたい』と嘆いて、自分はなんてダメなんだろうと思っていたのに、先生の言葉で(私頑張れてたんだ…)と思えました。

それに、辛すぎてもうやめたいとすら思うこともあったのに、血を吐いた時、お腹の子は大丈夫なのか、絶対何があっても産みたいと思っていました。

その事に自分でびっくりし、初めて赤ちゃんに愛おしさを感じた時でした。

結果、血を吐いたのは吐きすぎて、食道が裂けた事によるものでした。

入院も勧められましたが、個室が空いてないのと、匂いや音も苦手だったため、家に戻りました。

 

妊娠5ヶ月の頃、ピークを越したみたいで、音も不快に思う事がなくなり、携帯でネットを見る事も出来るようになりました。

吐く事も1日10回以内になり、水も飲めるようになりました。

少しなら外に出るようにもなりました。

妊娠6ヶ月に入って、やっと吐く回数が日に日に少なくなり、妊娠7ヶ月になる頃には1週間に1回程度吐く位にまでなりました。

 

そして、その後は妊婦生活を楽めるようになりました。

今、ややこしい3歳児ですが、こんなに可愛いと思える娘に会えて、頑張って良かったと心から思います。

著者:みょん

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