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妊娠20週で破水!? 状況の深刻さを実感し、涙が溢れて止まらなかった

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私の場合、上の子を育てながら働いていたので、体力的にはきつかったのですが、既に出産経験がある事から、精神的な不安もなく妊娠5か月の安定期を迎えました。
ところが、ある日の夜中、何か嫌な予感がして目が覚めました。

嫌な予感というより妙な胸騒ぎといったほうが適切かもしれません。体調は悪くないのですが違和感があるような気がしてならないのです。

しばらく寝付けなくて、隣ですやすやと寝ている息子の寝顔を眺めようと起き上がったとき、足の間をぴゅっと水が流れたのを感じました。慌ててトイレに駆け込んで確かめましたが、色も匂いもなく・・・。しばらくすると、また何かが体内から流れてきて、破水しているのだと認識しました。

 

妊娠20週目の破水が何を意味するのか、本や雑誌を見ていた私は何となく知っていました。破水をしたら赤ちゃんを守っていた羊水が流れ外と繋がりができるため細菌感染してしまうこと、感染する前に赤ちゃん胎内から取り出す必要があること、妊娠20週で出産した赤ちゃんは、後遺症はもちろん生存そのものが非常に難しいこと・・・。

でも私は運が強いほうだからきっとこの子も大丈夫なんじゃないかな、と楽観的に気持ちを切り替えながら主人に長男の面倒をお願いして、私は自分で車を運転して総合病院の救急へ行きました。

運よく、その日の救急には産婦人科の医師が担当医でした。「羊水の量が減っていませんが、膣内に羊水反応があるので破水ですね」と言われ、まさかと思っていたことが現実になり頭が真っ白になりました。

1週間ほど入院します、詳しいことは看護師から聞いてください」と言われ、寝ずに起きていた主人に電話をし、1週間の入院準備と職場の上司への連絡をお願いしました。
入院する部屋を案内され、ベッドに横になった私に、タイミングを見計らって看護師さんが「今の時期に破水したらどうなるか知っていますか?」と尋ねました。

「・・・だいたい知っています」

「ショックだろうけど、気持ちをしっかり持ってね。細菌感染したら1~2日の間に高熱が出ると思うので、異常があったらすぐナースコールするように」

「その時は出産するんですか?」

思い切って聞いた私に、看護師さんは言いにくそうに答えました。

流産になると思います」。

一人になった途端、はじめて赤ちゃんが置かれている状況の深刻さを実感して、涙が溢れて止まりませんでした。
「安定期に入ったから大丈夫」と安心してしまい、仕事との両立ばかり考えてばかりいた自分が許せず夜通し責めました。

しかし、不思議なことに、2日が過ぎても、4日が経っても私に高熱がある様子もなく、羊水が流れ出る感じもありません。主治医が診察をしても赤ちゃんの異常が見られないというのです。

とうとう1週間目の診察を終えた後、主治医が首をひねりながら言いました。「今日で退院です」。

入院中ずっと望んでいたこととはいえ、私も半信半疑で「先生、あれは破水じゃなかったんですか?」と尋ねると、先生は言葉を慎重に選びながら「1週間たっても母子への細菌感染は確認できませんでした。検査もしたので羊水だったことは間違いないのですが・・・」

もしも診察ミスだったとしても、私にとっては感謝の気持ちでいっぱいでした。

すくすくと育っていく子ども見ながら、あの時のことを思い出しては、生きることを選んで私の腕の中へやってきたこの子への愛情を再確認しています。

著者:しおりんママ
年齢:42歳
子どもの年齢:11歳・4歳・2歳

三児+猫1匹+鳥2羽の母。40歳になっての出産・子育てはこんなにも余裕が持てて楽しいのか、と再発見中。

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