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妊娠初期の入院で退職。安定期に入った矢先、夫が急逝…。母子力を合わせて生きていく

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結婚してから医療事務の資格を取得し、個人病院へ就職しました。

ところが妊娠が発覚して職場への報告をした途端、院長婦人からパワハラ、マタハラを受けました。

雪が降るところに住んでいたので、職場の前の駐車場の雪かきや窓拭き、高いところの拭き掃除、草むしり等の雑用を毎日義務付けられ、妊娠11週のある夜に真っ赤な鮮血の大量出血がありました。

 

授かった命を守りたい一心で、かかりつけ医の提携先の総合病院へ電話し、夫に夜間救急へ連れて行ってもらったところ、絨毛膜下血腫と診断され緊急入院。

それから1週間入院中は絶対安静で内診や処置、止血するための点滴を繰り返し、出血がおさまってきたので無事に退院できました。

職場の環境が劣悪だったこともあり、復帰は難しいとの医師の判断で、その入院がきっかけで専業主婦になりました。

 

つわりも落ち着いてきた妊娠5ヶ月頃、出血も無くなり、胎動を感じられるまでに成長してくれた命。

戌の日に夫と安産祈願へ行きました。ふたりで無事に産まれて来てくれることを祈り、宝物の誕生を楽しみにしていました。

 

そのお参りを終えた後から、夫は原因不明の高熱を出しました。首の痛みもあったため内科や整形外科を受診するも、「特別な病気ではなく、風邪だろう」と…。

服薬や点滴でも症状は良くならず、3日目に違う病院へ行くと、すぐに大きい病院へ行くようにとのこと。言われるがまま向かいました。

そこで白血病の疑いと診断され、すぐに抗がん剤で治療しなければならないと医師から説明を受けました。

私の頭は真っ白になりましたが、夫は強いから乗り越えてくれると思い、苦しそうに水が飲みたいと言う夫に何度も水を飲ませました。

医師からいろいろと説明を受けている最中、容体が急変…。

腎不全、肝不全、呼吸器不全を併発し、心臓マッサージや人工呼吸をするも急性白血病で帰らぬ人になってしまいました。

 

これから子どもと3人で生きていく楽しみをこんな形で奪われるとは、全く考えもしていないことでした。

夫の実家に四十九日法要まで泊まっていて、現在は自分の実家に戻っていますが、どうしたらいいのかと途方に暮れています。

何をしてもどこに行っても、夫がいない辛さ、悲しいとか寂しいとかじゃ済まされない感情や漠然とした不安感を日々感じています。

他人と比べたり羨んだりしても夫は生き返らないのに、幸せそうなご夫婦やご家族を見ると、とてつもなく泣きたくなります。

両親学級に行った時は、(私だって夫に立会ってもらいたかったのに…)と、夫婦で参加している人たちしかいないその場から一刻も早く立ち去りたかったです。

 

まだお腹の中にいる新しい命は、出血からお父さんとのお別れまで、産まれる前からいろいろなことを乗り越えてくれている強い子です。

もう少しで臨月。無事に産まれて来てくれたらそれだけでいいので、母子力を合わせて夫の想いとともに生きていきたいと思います。

著者:ゆーくり愛

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。