私の生理周期はかなり決まっていました。
2ヶ月前に旦那の転勤で新しい土地に引っ越しをして、1ヶ月前からパートとして働き出しました。
子どもは金銭的な問題から旦那の奨学金の返済が終わってからにする予定で、夫婦間で話し合っていました。
生理予定日を3日過ぎても生理がこないので、一人で検査薬を試しましたが、反応は出ませんでした。
生理予定日を一週間過ぎても生理がこないので、もう一度検査薬を試し、自分で確認せずに一番最初に旦那に見てもらいました。
その時、薄い線が出ているのに気がつきました。
旦那は急いでネットで薄い線でも妊娠に該当するのか?確認しました。
可能性がかなり高いという事で次の休日に産婦人科に行く事になりました。
私は、パートをはじめたばかりという事、旦那の奨学金の残、1ヶ月前に発覚した旦那の独身時代の借金など、金銭的な問題で本当に育てられるか?苦労させないか?次を待った方が良いのではないか?と迷いがありました。
旦那は、実感がないが、本当にできているのなら産んで欲しいと言っていました。
産婦人科で胎嚢はまだ確認できませんでしたが、妊娠していました。
個室で助産師さんから子どもについて話があり、年齢が30を超えているのでこれを逃すと次はないかもしれないと言われたのを覚えています。
その時や、エコーでお腹を見た時、まだはっきりと形は見えないが、確かに存在している我が子を考えると自然と涙が流れ、産む決意をしました。
今は、妊娠7ヶ月です。
毎日、我が子に話しかけ、生まれてくるのが楽しみです。
男性は子どもを抱くまで父親の自覚が出ないとよく言われているので、毎回検診には参加してもらいマタニティセミナーも参加できるだけしてもらい、沐浴は私より上手くなっています。
そして、お腹にお父さんだよ!とよく話しかけています。
今は、性別も生まれるまで聞かず、名前も2通り考えて、旦那と妊娠生活を楽しんでいます。
著者:さな
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