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突然の激痛、原因は…胆石?! 夫と生後1ヶ月の息子を残し、手術入院した時のこと

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息子を出産して1か月が過ぎた頃のことです。

夕食後、息子をそーっとベッドに寝かせてソファで一息ついたとき、衝撃の痛みが襲ってきました!

右上の方のお腹がズキズキと痛み、次第に痛みがひどくなっていきます。

胃の痛みではないことはわかりましたが、なぜ痛いのか、どこが痛いのか、よくわかりません。

とにかく、今までに体験したことのないほどの痛みで、お腹を抱えてソファにうずくまってしまいました。

 

主人が夜間救急に電話をすると、応対してくれたドクターアシスタントの方に、病院まで来てほしいと言われました。

しかし、痛すぎて立てません。

主人が再度電話し、ドクターが自宅に来てくれることになりました。

ドクターが到着し、痛い場所を告げると「胆石かもしれないね」と言われました。

「胆石」なんて聞いたこともありません。

 

ドクターは「これから痛み止めの注射を打ちます。これは、軽い痛み止めの注射です。30分以上たってもまだ痛みがあるようでしたら、強い痛み止めのモルヒネを打ちますから、また電話してください」と言って、去っていきました。

お医者さんが来てくれて少し安心したものの、痛みはまだ続きました。

 

再度ドクターに自宅へ来てもらい、モルヒネを打ってもらいました。

やっと痛みはなくなりましたが、病院で検査をしてもらうように言われました。

息子は1か月で授乳中でしたが、モルヒネを打ったので、搾乳した母乳は数日間捨て、粉ミルクをあげました。

 

一週間後、病院の予約がやっととれたので、エコー検査をしました。

検査の結果、やっぱり「胆石」が原因だとわかりました。

「胆のう」という脂肪などの消化を助ける胆汁を作る臓器の中に、結石(胆石)ができ、この胆石が胆のうの出口あたりに移動すると、胆のうがふさがり、痛むのだそうです。

胆石は女性ホルモンが関係しているようで、妊娠・出産経験がある女性などは、なりやすいのだそうです。

 

ドクターに治療法を訪ねると、「腹腔鏡下胆のう摘出手術」と言われました。お腹に4か所穴をあけて、胆石が入っている「胆のう」を取り出す手術です。

飲み薬などで治療できるのかと思っていたので、手術と聞いて一気に腰が引けてしまいました。

 

でも、胆石の強烈な痛みがいつ襲ってくるかわからない恐怖。

あの痛みが襲ってきたら、息子の面倒なんて到底見られません。

しかも、痛んだらモルヒネというのは、授乳中の母親にとってはやっかいです。

そこで意を決して、手術をすることにしました。

 

オランダで大がかりな手術をするのは初めてです。

手術当日、息子を義理の母に預け、病院へ。

搾乳する必要があるので、個室にしてもらいました。病室へ案内され、持参した搾乳機で手術前に搾乳しました。

手術着に着替え、オペ室へ運ばれるエレベーターの前で主人とはお別れ。心細さが一気につのります。

オペ室で全身麻酔をかけられて、ドクターと「かわいい息子のため、がんばろう」なんて話していたら、急にふにゃふにゃの息子を抱っこしたくなり泣けてきました。

気づいたら手術は終わっていました。

 

術後は痛みがあったので、モルヒネを打たれました。

病室へ戻り、主人の顔を見てほっとしました。

ベッドから起き上がろうとすると、ひどいめまいと吐き気にお襲われました。モルヒネの副作用だそうです。

フラフラして、意識がもうろうとしいている中、ナースに「今、搾乳しておきましょう。」とさらっと言われました。えっ?このタイミングでー??

わかっています、早く搾乳しないと胸がカチカチになっちゃうんですよね、わかっています…。

でも、すぐには体がついていきません。

しばらくして吐き気がおさまってから、搾乳をしました。

 

一人さみしく味気ない夕食をとり、その日は入院。

夜も3時間ごとに一度起きては、搾乳。でも、モルヒネを打ったので、その母乳は捨てざるをえません。

息子に母乳を飲ませてあげたいけれど、飲ませられない。母乳をシンクに流しながら、なんとも切ない気持ちになりました。

「今頃何しているかな?」と、頭に浮かぶのは息子のことだけ。

普段は息子のお世話にてんてこ舞いで、一人になりたいなんて思うのに、いざ息子がいなくなるとなんだか寂しい。母親ってヘンですね。

 

翌日退院して、息子を迎えに行きました。

一日見ないだけで、お兄ちゃんっぽい顔つきになっている息子にびっくり。「会いたかったよー」と、息子をなでなでします。

抱っこをしたいところですが、術後2週間は重いものを持ったり、息子を抱きあげたりしてはいけないと言われたので、できないのがつらかったです。

日中も主人に助けてもらいながら、息子のお世話をしました。

「早く元気になって、息子を思いっきり抱っこしたい」その一心で、自分の体調が回復するのを待ちました。

 

今では、あの七転八倒する胆石の痛みに、悩まされることなく生活しています。

もし、同じような痛みに悩まされている方がいたら、病院で検査してもらうといいと思います。

ママは健康第一だと気づかされた産後でした。

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著者:すーじー
年齢:34歳
子どもの年齢:1歳1ヶ月

オランダ人と国際結婚し、オランダに暮らして5年目突入。歴史ある街並み、豊かな自然、気さくな人々に囲まれ、オランダ生活に慣れてきた今日この頃だが、妊娠・出産・子育てを通して新たなカルチャーギャップに遭遇中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。