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1回1万円の注射を自分でお腹にブスッ!体外受精の採卵前は注射三昧 by pika

こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。

双子を授かるまでのお話。

2度の人工授精を終え、男性不妊もあることからとうとう体外受精へステップアップすることとなったわたしたち夫婦。

今回は、体外受精の採卵前のお話です。

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体外受精では、きたるべき採卵日にむけて排卵誘発剤をもちい卵子を育てていきます(誘発といいます)。

誘発方法や誘発剤にはさまざまな種類がありますが、刺激周期で主に使用されるのは注射薬。決められた容量を採卵日にむけて1日1回注射していきます。

  

わたしの通っていたクリニックは自己注射を推奨しており。誘発法との兼ね合いか、わたしは自動的にペンタイプの注射薬を使用することになりました。

こちらのペンタイプ、針の長さは5mmほどと細く、ほぼ無痛。

手順も簡単と良いことずくめ…のようでいて、お値段は1本(2~3回分)で2万円近くとお財布には痛いものでした。

対するシリンジタイプの薬剤は同じ単位数で4千円弱。

高価ではありましたが、ペンタイプは簡便で無痛のため、心理的負担なく使えたところはとても良かったです。

 

日々自己注射をし卵胞が育っていくにつれ、増していく腹部膨満感。

採卵日近くともなると、常にお腹が食後のようにパンパンで、夜中も頻繁にトイレで起きるようになりました。(この腹満感は採卵後もしばらく続きました)

 

自己注射ではありましたが、卵胞の大きさを確かめるため数日おきには病院へ受診。

周期12日目の再診でいよいよ採卵日が決定し、排卵を促すための注射薬(hCG)をもらい帰宅。 

こちらの注射は採卵36時間前と明確に打つ時間帯が決まっており、朝の採卵の場合はだいたい2日前の夜に打ちます。

それまでの皮下注射とちがい筋肉注射だったため、臀部などの筋肉に針を垂直に深く刺す必要がありました。

腰骨に手を置いたちょうど指先あたりに打つことになるのですが、自分のお尻に注射を打つことが意外と難しく。 

何度か腰をひねり、あれこれ姿勢を変えながらベストポジションを探しだし、無事自己注射することができました。

 

前周期も含め何度か経験した筋肉注射ですが、意外なことに「人に打たれるよりも、自分で打ったほうが痛みは少ない」ということが判明。(覚悟ができるからでしょうか?)

しかし、採卵の成否を左右するとても大切な注射のため、慣れない方は医療機関で注射してもらったほうが無難です。

次回、採卵日の様子をお送りします。

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著者:pika
子どもの年齢:2歳双子

1981年生まれ。医師。2012年、妊活の記録のため「ピカ待ちブログ」を始める。その後、体外受精を経て一卵性双胎を授かり、2014年5月に双子を出産。双胎妊娠・出産の記録である「続ピカ待ち☆MD twin DIARY」を経て現在はツイッターやブログなどで双子育児の様子をお送りしています。

ブログ:「ふたご絵日記

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