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重度の障害を持つ長男の育児。ストレスの限界だった私へ宛てた、主人の置き手紙

私の長男がまだ赤ちゃんの頃。

 

元気に産まれてきてくれ、幸せに包まれてた14日後に脳炎を発症。

死の可能性もあるなかで、命は助かったものの、重度の障害を持ってしまいました。

 

私は仕事柄、障害を持つ人たちが身近にいたためか早く受け入れる事が出来ました。

主人もまた、どんな状態であれ息子が大好き。

夫婦で頑張ろうと絆を強めていきました。

 

1ヶ月後、息子も頑張って退院。

鼻から胃にチューブを入れ栄養を摂ってましたが、自分の口でミルクも飲めるようになりました。

待ちに待った息子との3人での生活。

 

しかし、てんかんや筋肉の緊張、様々な薬の調整中からか、生活リズムが上手く出来ず、昼夜逆転生活が始まりました。

 

それに加え、日中起きてる時間はほとんど泣き続ける…。

ミルクも嫌がって飲まない事が多く、お薬もあるからこちらは必死。

でも飲まない…。

夜中になっても泣き続け、何をしてもダメ。

朝4時まで全く寝ない事も多くありました。

 

息子には全くイライラしない主人は、夜交代してくれました。

しかし、もうこの状態が数ヶ月続いていた私はストレスの限界…。

 

泣き続ける息子を見て、

「私は母親なのに泣き止ます事も出来ないのか」

「何が嫌なの!?いい加減にして!」

と母親としての自信も無くなり、息子への愛情も分からなくなり、何もかも投げ出したくなっていました。

その時の私を見て、私の母親もこの子は大丈夫なのかと心配になったと言っていました。

 

ある夜、息子はいつもと同じように夜中も泣き続け、私も泣きそうになりながら暗闇で抱っこしていました。

泣き声に気づいた主人が交代。

私は寝室に行き、寝ようとしても泣き声が聞こえてイライラしてしまいなかなか眠れませんでした。

しかし、日頃の疲れと寝不足からか気づいたら朝。

 

ぼーっと居間に行くと、主人は息子を寝かしつけ、熟睡出来ないまま私を起こさないように仕事に行っていました。

息子は泣き疲れスヤスヤ。

「また二人の時間が始まるのか…」

と憂鬱に感じてしまった時でした。

 

寝ている息子の枕元に紙が置かれていました。

 

よく見ると、息子の似顔絵と 、『ママ、毎日ありがとう。大好きだよ』

 

それを見た瞬間、大泣きしてしまいました。

 

重い障害を持ったまだ赤ちゃんの息子。

もちろん話すことは出来ないけれど、実際そう言ってくれてるように感じました。

 

そこから気持ちを入れ替えて、イライラしながらも何とか今日。

今ではあの頃は何だったんだろうと思うほど穏やかな息子。

今ではみんなの癒しになっています。

 

私が息子に付き添って入院していた1ヶ月間、主人は仕事が終わってから片道1時間以上かけて、毎日笑顔で会いに来てくれました。

脳のMRIの結果、先生から辛い話があった日は、帰ってからまた来て一緒に泊まってくれました。

息子には先生が付いてくれてるから大丈夫。

心配なのは私だと。

 

そしてあの時。

疲れきった私を喜ばせるだけのために、眠たいのに描いてくれた主人に私は救われました。

 

息子も今4歳。

身体にも知的にも重度の障害を持ちながらも、周りの人たちに支えられ、毎日笑顔で生活しています。

そんな息子を毎日可愛い可愛いと一緒にお風呂に入り、一緒に寝てる主人。

きっと息子は主人の元に来たかったのかな?

そして私はそんな主人と出会えて本当に幸せだと思います。

 

いつもありがとう。

著者:しょーゆーた

重度の障害を持つ癒し系の長男(4歳)とスクスク成長中のやんちゃ次男(0歳)の母親です。

主人は家族大好き、優しい庭師。

毎日息子の予定をバタバタとこなしております。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。