第1子である息子を出産した時は、前期破水しなかなか陣痛が来ないまま24時間経過しました。
その後、無事に陣痛がつき、破水から36時間後に出産しました。
今回は母体の方に少々問題があり、息子を産んだ病院ではなく車で1時間ほどかかる周産期センターで娘を生むことになりました。
妊娠経過は順調で、助産師の資格をとるための学生さんの受け持ち患者をお引き受けすることになりました。
体質的につわりが重く初期には息子が小さいため入院が出来ず点滴に通いました。
結局つわりは臨月まで続き、妊娠前より痩せたまま出産の日を迎えました。
私の体重は増えませんでしたが、幸い娘はお腹の中ですくすくと成長し、3,000gは超えてるんじゃないかなという状態でした。
夜7時。勘が働いたのか、なにか違和感を感じ、そばに住む母へ息子を預けのんびりしていると、日付が変わった頃に陣痛らしきものを感じ始めました。
フライング受診をしていたので、間違えだったら恥ずかしいよな…と、1時間も車でかかるのに限界まで我慢してしまいました。
病院についた時には子宮口が6センチも開いており、主人とともに
「え?もう?そんなに?」
と驚いてしまいました。
息子の時には6センチまで1日以上かかったので、ほんとにびっくりしていたのですが、その姿に助産師さんたちは大笑い。
「まだまだ余裕そうだね~」
なんて言われてしまいました。
私は結構痛みに強いほうなので、叫んだり呻いたりすることなく主人や助産師さんと談笑して分娩台の上にいたのですが、あれよあれよという前に明け方には子宮口が全開、なかなか破水しないので人工破膜をしてもらい、いきみ1回で娘の頭が出ました。
そこでみんなが何故か笑っているのです。
もうすぐ出るよー!!といいながらみんな笑っているのです。
普通は無事赤ちゃんが出てきたら「おめでとうございます」とつづきますよね?
「わーーーー!!!!おっきいよーーー(笑)」
と助産師さんは言いました。
最後のエコーでは3,000超えてるくらいと言っていた娘。
なんと3,800gもありました。
周産期センターという場所柄、多胎児や小さく生まれてくる赤ちゃんも多いためか、予定日前に産まれた3,800gの赤ちゃんというのは珍しかったのでしょう。
生まれた時から二重あごだったのでみんな笑っていたようです。
あまりの大きさにわたしも爆笑。
そしてお産に立ち会った学生さんからは
「この人ほんとに陣痛きてるのかなー?と思ってました。ほんとに陣痛きてたんですね!生まれましたもんね!!」といわれました。
そこでみんなまた爆笑。
感動的なお産とは程遠かったですが、娘はたくさんの人の笑い声の中生まれてきました。
その後、新生児室では隣のコットに寝ている赤ちゃんより二回りくらい大きな娘は、他の子の3倍くらいミルクや母乳を飲み、周りが泣いていても我関せず寝続けている大物っぷりが有名に。
全然関わりのなかった先生からも、同時期に出産したママからも声をかけられ、抱っこしてもらうという人気ぶり。
私は結局、『病院到着後3時間で3,800gの巨大児を笑いながら産んだ母』として有名になってしまい、親子ともどもなんだか気恥しい感じで入院生活を終えました。
もうすぐ1歳になる娘。
成長曲線から身長も体重もはみ出したまま元気に成長してます。
エコーの誤差は娘が頭が小さく、足が短かった為に小さく出てしまっていたようでした。
にしても+800gってやばくない?(笑)
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:み。
元保育士で、2014年生まれの息子と2015年生まれの娘がいます。最近の悩みは娘の食欲が半端ないので炊いても炊いてもおコメが足りないことです。
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