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手術してがんを摘出しても終わりじゃない!5年、10年生存率に揺れる心 by シェリーカトウ

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乳がんの手術で入院して知ったことはいくつもあるけど、
手術してがんを取っても、摘出したがんを分析した病理結果が出ないと
どれくらい進んでるかが判明しないし、
術後の治療も決まらないというこのは びっくり。

とったら終わりじゃないのね〜?

むしろ始まり?

病理結果が出るのに一ヶ月かかるので、たいてい結果が出る前にモヤモヤしつつ退院。

で、病理結果でわかったがんのタイプに合わせて、術後の治療法が決まります。

 

がんになったら、まず術後5年を目指し、
10年経てば がんから卒業、という数字目安の未来が出てしまいます。

5年、10年と提示された数字が息苦しく、
また、その前に何かあったら……と、
今度は生存率の数字が引っかかる。

退院当時は
あー、数字だらけ〜とややぐったりしてた。

その後の検診でも検査結果のマーカー数字におどおどしちゃったり。

何もなかった頃の私は、
正直、何年後の未来とか、
数字であまり思い描くことはなかったなあ…。

 

で、今はどうかというと、
術後4 年も経ってしまうと、ずっと引っかかっているための持続力が
いい具合になくなっていて、
意識せずともがんのことをかんがる時間はぐっと減り、
それよりも息子の上履き買い替えなくては!といった日常が勝っています。

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がんを発症するのは40代の方が多く、
40代はライフステージでもいろいろある世代。

だけど、他にいろいろやることがあるのは、
病気と見つめ合いすぎない為にもとってもいいと思います!

 

>>>次のエピソード:進行してからの発見は、口惜しい。乳がんは早期発見がカギだからこそ検診が大切! by シェリーカトウ

 

 

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シェリーカトウ

イラストレーター。東京造形大学卒業。文具・雑貨の企画、デザイン、プロデューサーなどを経て、1000点以上の製品作りを経験し、『GOOD DESIGN賞』を2回受賞する。その後、フリーランスのイラストレーター・漫画家として活動中。

『乳がんになったけど私もおっぱいも元気です』(ぴあ)

女性がかかるがんの中で一番多い乳がん。全国でも乳がんの罹患数は増加の傾向にあり、まさに他人事ではありません。 しかし、「国民生活基礎調査」によれば、 女性のマンモグラフィー検診受診率は23.7%と欧米の7、8割という受診率と比べても非常に低いのが現状です。その主な理由は「行きづらい」「どんなことをするのかわからないので、怖い」というものです。 本書は、その問題を解決するために、乳がん検査から、がんの発見、治療までを事細かに描写したエッセイ漫画です。 実際に片方の乳房を全摘出した著者が、「乳房は元に戻るのか?」「お金はどれくらいかかるのか?」 「どんな方法で治療するのか?」「手術後も元気でいられるのか?」といった人には聞けない女性の悩みに漫画で答えます。 さらに著者の執刀医が、乳がん検診の現状やがんへの対応などをデータを交えてわかりやすく紹介。 がん罹患後の家族との関係、がん友達との会話など 乳がん患者のリアルを明るく楽しく読みやすいテイストに仕上げています。