二歳台に聞くといいとか言いますね。
うちの子も二歳台には、話題を振るとぺらぺらしゃべってました。
曰く「(おなかのなかは)赤かった」「狭くはなかった」
私が話すのを聞いて覚えたとかはないです。私満を持してお腹の中の話しを二歳までしないで来ましたから。
「またまた~」「じゃあ絵本の読み聞かせかなんかで園で教わったのよ。お母さんのお腹にいた話しでもしてもらったんじゃない?」
そうかもね。でも伝聞と実体験と違うじゃないですか?わが子の語りが「伝聞に基づくおはなしか、実体験か」なんとなくリアル感が違うからわかるつーか。
この件はリアル感バリバリでした。
やつはいつもあばら骨をリズミカルに踏み踏みしていた、踏み台昇降のように。あれ、階段と表現されればまさにそう!そして、目の前でぐねぐねっと体をくねらせたそれは、無重力のお魚だった当時を覚えていなくては再現できない、魚っぽい動き!
うおー!胎・内・記憶!胎・内・記憶!
…まだ疑ってるあなた、すばらしいです。騙されて変なもの買ってクーリングオフしない賢い人生です。
だがな、私は騙しにかかってはいないよ。なんていうかこれは私の中のおとぎ話なの。
「大好き」「生まれてくるの楽しみにしてるよ」ってお腹の中の人にいつも話しかけていて、その人に意識や記憶があるといいなあと思ってた。
産まれてきて二年待って「お腹の中のこと覚えてる?」って言ったら「覚えてる」って言ってくれた。こんな素敵なおとぎ話、信じたいに決まってます。
ところで逆子の件ですが、胎動ひどかったからすぐに直りました。
ただ、変なとこくぐっちゃった的にへその緒が変な絡まりかたしてて、ていうかへその緒たすき掛けになってて、それはそれで心配したけど。
>>>次回のエピソード:ひと蹴り10万円也!強烈な胎児キックで子宮口が開き、切迫早産入院が1週間延長!?
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:まきりえこ
ゆると:2001年生まれ。お腹の中からダンスィだった。
イラストレーター。2008年、疲れ気味の男子育児からの現実逃避でスタートした子育てブログ「ちくわの穴から星☆を見た」がなぜか人気に。アメブロ子育てランキング1位、のち書籍化。書籍「小学生男子(ダンスィ)のトリセツ(低学年編・高学年編)」「園児《エンジィ)のトリセツ」にて、やらかし系おばか男子「ダンスィ」を描き、母親たちの熱い共感を得た。「ブログ:ちくわの穴から星✩を見た NEW」。イラストマンガ参加書籍「#アホ男子母死亡かるた」など。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。