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初めての採卵日。全身麻酔のはずが意識はなくならず?薄目のまま終えた採卵日レポート by pika

こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。

双子を授かるまでのお話。

体外受精周期に入り自己注射の日々。採卵日も無事決定し、いよいよ採卵へ。

今回は、採卵日の様子をお送りします。

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体外受精は検査や注射にお金がかかりますが、採卵日だけでもかなりのお金がかかります。(受精卵の凍結や移植にはまた別途費用がかかります)

わたしの通っていたクリニックはカードが使えなかったため、お札の入った封筒をカバンに潜め早朝に受診。

当日は2件目の採卵だったため、カーテンで仕切られた小部屋で順番を待ちました。

 

採卵は卵胞が複数個にわたる場合、一般的には全身麻酔でおこなわれます。

点滴からの静脈麻酔でおこない、麻酔薬の種類にもよりますが、採卵中は夢を見たりすることもあるようです。

わたしも事前にそのような説明を受けたのですが、意識を完全に失うことはなく。

体は眠くまぶたも重いのですが、薄目を開いたその向こう側で、採卵をする様子が見て取れました。

 

そして遠いベールの向こうで感じる鈍い痛み。

後から思い出してみても、そんなに『痛い!』と言うほどの痛みではありませんでしたが、採卵されているその時は痛く、体をよじったりして麻酔を追加されたのを覚えています。

時間にしておそらく30分もかからなかったのではないかと思います。

安静室のベッドに戻るまで意識はありましたが、横になると眠ってしまいました。

 

1時間後、目が覚めた時には視点がぐるぐると定まらず、とても眠たいような状態。

しばらくするとそれもおさまり、点滴を抜いてトイレに行くことになったのですが。

麻酔の影響で足元がふらつく。そして、尿を出したいのになかなか出すことができず、苦労しました。

 

それからしばらく安静にし、診察の結果も問題なく。

取れた卵子の数や、精液所見の結果などを聞きその日は帰宅となりました。

直後、下腹部にチクチクとした痛みを感じる以外はとくに不調もなく。

終わった日とその翌日の夜に生理痛1~2日目ほどの腹痛がありましたが、鎮痛剤と安静でおさまり、普通に仕事もしていました。

 

この日の精液所見はこれまでのなかで一番結果が悪く。

体外受精と顕微授精を半々に行うSplit ICSIとなったのですが、受精結果を聞くまでは、いったいいくつの受精卵が残ってくれるのだろうと内心不安でした。

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著者:pika
子どもの年齢:2歳双子

1981年生まれ。医師。2012年、妊活の記録のため「ピカ待ちブログ」を始める。その後、体外受精を経て一卵性双胎を授かり、2014年5月に双子を出産。双胎妊娠・出産の記録である「続ピカ待ち☆MD twin DIARY」を経て現在はツイッターやブログなどで双子育児の様子をお送りしています。

ブログ:「ふたご絵日記

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