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無痛分娩のはずが…無痛じゃない!

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いろいろ分娩方法があるとは思いますが、私は妊娠前から無痛分娩にしようと決めていました。

 

理由としては、産後の回復が早いということ。

産後に里帰りを予定していたものの、両親はフルタイムで勤務していて、自分でできることは自分でしなければならない状況にはぴったりかな、と。

 

そして、なにより、未知の痛みへの恐怖感。

 

そんなわけで、自宅からは少し遠いものの、無痛分娩を推奨している産婦人科を選びました。

 

出産当日は早朝の破水から始まりました。

破水直後からそれまでに感じたことない重く響く前駆陣痛も始まり、ついに始まるんだ!ついに会えるんだ!と気持ちが高まりつつも、とても緊張したことを覚えています。

 

病院に着いたときにはまだ陣痛はそれほど強くなく、また、間隔も不定期だったので、麻酔は「耐えられない痛みのレベルが10だとしたら、7くらいになったらしましょう」と先生や助産師さんに言われました。

 

とはいえ、初めてのことで、どの痛みが10で、今の痛みがどのレベルなのかがわからず。

徐々に強くなってくる陣痛に、まだ耐えられるのかも、まだレベル7じゃないかも、と探り探りでした。

 

ところが、お昼ご飯を頂いたあとから、陣痛がそれまでよりも強く、深呼吸しても逃せないほどになり、また、10分を切ったことで、麻酔注入を始めることに。

 

私が受けた処置は背中に管を通し、そこから麻酔を入れ、時間が経って効果が切れてきたところで、また追加するという形でした。

 

麻酔が効きはじめると、それまでの痛みは感じないものの、陣痛がきていることはわかり、「もう少しで会えるね」とお腹の中の子どもに話しかけたり、母や主人と「今、陣痛きてる!」などと話しながら過ごしました。

 

夕方頃になると、助産師さんの勤務交代になったのか、ベテランと一目でわかる助産師さんが出入りするように。

色々話しかけてくださったのですが、私が初産で無痛分娩を選んだことがわかると「初産くらいは無痛にせず、普通に出産した方がいい」「私は自分の子どもには無痛分娩を勧めない」「母親も子供も出産の痛みに耐えられるようになっている」などと、無痛分娩否定論を一方的に言われました。

無痛分娩には否定的な意見があることも知っていたので、無痛分娩推奨の病院を選んだのに…。

 

それからはその助産師さんに麻酔の追加をお願いしづらくなり、ほかの助産師さんが部屋に来てくださったときにお願いすることになっていました。

 

そうこうしているうちに、破水したからかなのか夕方頃に発熱し、子どもに影響がでないようにと、陣痛促進剤を追加し、出産を早めることになりました。

 

分娩室に通されたときには、無痛分娩否定派の助産師さんが、目の前に。

そのときには麻酔が効いていたものの、何度か力むうちに麻酔が切れかかってきました。

とはいえ、助産師さんは「あとちょっと!」「あと一回!」と声をかけてくれていたのと、否定的な意見が耳を離れず、麻酔の追加をお願いできず…。

 

「あと一回!」を何回も聞いた頃には陣痛を痛みとして感じるようになっていましたが、子どもの頭が見えているものの、なかなか出てこれない状態に。

男性の先生の力を借りることになり、陣痛のたび、力むたび「いたーーーーーーい」と唸ること数回。

ずるん、と産まれ、産声を聞いたときには「やっと産まれた…」と安堵に包まれました。

 

けれど、そのあとの会陰裂傷を縫うときも痛みを感じ、無痛分娩のはずだったのに…と心の中でぼやいていました。

 

同じ病院で出産されたほかのお母さん方に聞いたところ、無痛で出産できたとのことでした。

あるお母さんは産道を通る赤ちゃんを感じることができたそうです。

「やっぱり無痛分娩がいいですねー」というお母さんたちの会話には入れず…。

 

ただ、出産までの陣痛は麻酔で軽減して体力を温存できたのか、出産翌日は出産したとは思えないほど快調で、その後の回復もとても早かったように思います。

 

無痛分娩は否定的な意見もありますが、痛みを味わったからこそ子どもが可愛いというわけではなく、自分の子どもはやはり愛しいものだと感じています。

 

次に出産する機会があったら、今度こそ遠慮せずに麻酔処置をお願いし、無痛分娩にしたいと思います。

著者:さと子

30歳で女の子を出産しました。

初めての育児に奮闘中。

育児に、家庭、仕事、保活…といろいろ悩みながら、日々過ごしています。

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