妊娠・出産・育児の情報サイト


まさか私が!? 自他共に認める元気妊婦に突然下された「切迫早産」の診断

f:id:akasuguedi:20161223171612j:plain

産休まであと5日だったあの日。
仕事帰りの私は腹痛を感じながら、電車を途中下車して休み休み帰宅しました。

珍しく先に帰宅していた夫に「お腹が痛くて帰るのが遅くなっちゃった」と軽い調子で話したところ「心配だから病院に行こう」と真顔で言われ、内心「大げさだなぁ…」なんて思いながら産婦人科に電話を掛けました。

電話で状況を説明すると「痛みがあるならすぐ来てください!」と言われてしまい、慌てて向かうことに。
車を出してくれた夫に「電話なんかしたから大事になっちゃったよ!」と私の文句は止まりませんでした。

外来診察の終了時刻まであとわずかだったこともあり、院内はガラリと空いており、すぐ診察に呼ばれました。
私の楽観的な予想に反し、診察の結果は切迫早産になりかけているとのことでした。

「点滴を打ち、少し休んで様子を見て帰宅しましょう」と言われたものの、私にはまだ危機感は無く「何だか大げさなことになったなぁ」とベッドに横になりぼんやり考えていました。

しかし2時間ほど点滴を打ち、張り止めの薬を服用しても、お腹の張りは全く落ち着く気配を見せません。
何度か様子を見に来てくれた医師も難しい顔をしていました。

「このままでは帰宅させられません!入院しましょう」と言われたのは日付が変わる少し前。
「まだ産休前なんです…」と言う私に「明日から産休になりますね。仕事はもう行けませんよ」医師の声が無慈悲に響きました。

仕事の引継ぎはある程度終わっていました。

しかし、お世話になっている職場の上司や仲間の顔を思い浮かべると、きちんと挨拶をしないまま1年以上の休みに入ってしまう自分が情けなく思えました。

つわりも無くお腹もさほど目立たない、自他ともに認める”妊婦らしからぬ元気妊婦”だったから余計に、この切迫早産の診断は晴天の霹靂でした。

急に決まった入院。この日の夜はほとんど眠れませんでした。

産休に入ったら始めようと思っていた出産準備のこと。

たっぷりある自由な時間を、主人と生まれてくる赤ちゃんのために使いたかったこと。

夫婦2人で過ごす最後の時間に、行きたかった場所ややりたかったこと。

その全てが叶わないまま、心の準備もままならず出産を迎えることになってしまうのではないか…不安ばかりが浮かんできました。

しかし何よりもショックだったのは、「お母さんのお腹が張ると、赤ちゃんは苦しい思いをしている」と教えられたことでした。
お腹の張る感覚を、赤ちゃんが身体を伸ばしているからだと考えていた私は何て能天気だったんだろう。

苦しい思いをさせていたなんて…。

無知だった自分を責め、なかなか柔らかくならないお腹を撫でながら涙が出るのを堪えていました。

結果的に私は2週間の入院の後、自宅安静を経て予定日近くに出産を迎えました。
入院中はとにかく横になっているのみ。「早く家に帰りたい」とずっと考え、時間を持て余していました。

しかし、無事に出産を終えることが出来た今、育児に追われて休む時間をなかなか取れない生活を送っていると、「ゆっくり休むことが出来た入院期間をもっと有意義に使えば良かった…」なんて思っています。

f:id:akasuguope04:20160623190616j:plain

著者:はるるん
年齢:34歳
子どもの年齢:1歳

人見知り・場所見知りの激しい甘えん坊の娘に翻弄される毎日です

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。