私の娘も1歳になろうとしています。
思い返すと妊娠中からつわりがひどく、逆子だったので帝王切開、術後の回復が悪く2日我が子に会えない…など、辛い日々でした。
産まれた後も、喜びも束の間。寝不足と不安の日々でした。
娘は、すんなり眠れず泣いてばかり。
抱っこしないと眠れないので、ずっと抱っこで背中全体がつっぱる様な痛み。
上手におっぱいを飲んでくれなかったので搾乳していました。搾乳器で絞るほども出ないので手絞り。下を向きながらやるので肩はカチコチ。
がむしゃらな毎日でしたが、ふと「いつまで続くんだろう」と思うと、体も心もボロボロになっている自分に気付き、涙が自然と出ることもありました。
私より先に出産した友人が、ある日こう言いました。
「この前までハイハイしてたのに、一丁前に1人で歩いてるんだよねー」と。
友人は何の気なしに発した言葉でした。
その日の晩、娘も眠り、主人の帰りを待つわずかな時間にぼんやりとその言葉を思い返していました。
「友人の子は最後にハイハイしたのはいつだったのかな。
そういえば、娘は昼寝も抱っこしないと寝なかったのに、ある日突然、洗い物から戻ると1人で眠っていたなぁ。
あれ、じゃあ最後に抱っこで寝たのはいつだったかな?
1人で座れずいつも私に寄りかかり遊んでいたけど、最後に寄りかかって遊んだのはいつだったのかな?
いつの間に1人でも遊べるようになってるけど、離れるだけで泣いたのいつが最後だったかな?」
なんだか急に寂しくなり、涙が止まらなくなりました。
娘はまだまだ小さくて、私や主人がいないともちろん生きていけません。
だけど着実に成長していて、今は本当に本当に少しずつだけど親から離れていくのです。
そう思うと、ご飯を上手に食べてくれない事や、気に入らないと泣いて訴える事だって、今日で最後かもしれない。
教えた動作を覚えてくれたり、真似したり。些細な事で笑ってくれたり、一生懸命にハイハイをして抱きつきにきてくれたり。
これだっていつまでしてくれるのかと思うと、愛おしくて仕方ありません。
たまには余裕が無くなり、そんな風に思えなくなります。
しかし、あの辛い妊娠生活から今日まで約1年半。
あっっっという間でした。
きっと、日曜にお出かけに誘っても『友達と約束あるから☆』なんて断られる日もあっという間なんでしょう。
少し考える時間が出来た時にこの事をふと、思い出すのです。
初めて笑った日や寝返りが出来た日を思い出すのも良いです。
しかしたまには、最後だった日、それが曖昧でも最後だったかもしれない日を思い出してみます。
我が子がこんなにも愛おしいものかと涙が出ます。
そうです、子供を産むと涙もろくなります。
泣いても良いと思います、ストレス発散にもなります。
私達も子供と一緒にパパママになっていきます。
子供が上手く出来ないのと同様、私達だって何もかも完璧なんて無理です。
出来うる限りの努力で子育てしていきたいなと思っています。
著者:ママんちゃ
1歳になる娘を育てています。
産まれるまでは完璧を求められる仕事を10年してきたので完璧なママになれるか不安でした。
主人は帰りが遅く、産まれたばかりの頃はシングルマザーかよ。と思う事もしばしば…
今は完璧なんて言葉は投げ捨てて、子供と一緒に人間スタート!だと思って楽しんできます。
小さい赤ちゃんが成長する姿なんて神秘ですから楽しまなくちゃ☆
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