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「ママは笑顔で」と言われても…。我慢して無理に笑っていた私が気づいたこと、実践したこと byイシゲスズコ

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こんにちは、イシゲスズコです。

 今日は、お母さんのセルフメンテナンスのこと。

 

「ママは笑顔で」と言われても

初めての子供を産む前後に読んだいろんな育児書には「ママの精神状態が子供に影響を与えます」「落ち着いて授乳を」「ママは笑顔で」と、穏やかな母像で育児に臨むことが勧められていた記憶があります。

でも実際に出産して育児がスタートしたら…

とてもそんな笑顔を保つ余裕の無い自分がいました。

新生児育児、夜泣き、細切れ睡眠、なかなかうまくいかない夫との連携、第2子の妊娠出産、怒濤の年子男児育児…

「笑顔を保つなんて無理!」「なんでこんな難しいことを母親にばっかり押し付けられるんだろう…」と育児でボロボロの私は思っていました。

 

ママのリトマス試験紙だった子供たち

「笑えないしイライラもするし、でもママだって人間だしそれくらいいいじゃない…」って心のどこかで思ってました。

でも、朝寝起きでちょっとイライラしたときに夫と口論になったら子供たちが顔色をうかがったり、兄弟げんかが始まったり…

家の中があまり良くない状態になると幼稚園で問題を起こして連絡がきてしまったり…

まるでリトマス試験紙のように、私や夫のメンタルの不調に反応する子供たちを見ていて、このままじゃダメなんだ…と思うことが増えてきました。

 

無理に笑おうとしたけれど

せめて子供の前だけでも笑顔で、いい状態で…

そう思って、ただ我慢して無理に笑うことだけに専念してみましたが、長くは続きませんでした。

しんどさに耐える私、耐えて笑う私、がんばってる私…

そんな「耐えて笑う素敵なお母さん」像に酔って周りが見えなくなってしまったら、逆に子供たちに悪影響。

本来、子供のためにいい状態であろうと思った自分の求めるもとはまったく逆の結果を生んでしまうことになります。

 

ママが笑顔でいるために

「ママが笑顔でいましょう」というアドバイスは、ただ笑顔になりましょう、ということではないのだろうな、と思うのです。

「ママが笑顔でいられるような環境を整えましょう」と言いかえてみたらどうかな。

 毎日の仕事や家事育児で疲れきっていて笑顔になれない、だったら、どこが手抜きできるか、どこは人に任せられるか、考えてみる。

 食事の用意を簡素化できないかな、毎日毎日何皿も用意しなくても良いかもしれない(料理研究家の土井善晴さんも先日『一汁一菜でよいという提案』という書籍を出版されていました!)。

夫や実家の家族や一時預かり、ハウスキーピング業者、食材の配達…自分が今やってることを誰かに頼んだり外注したりできないかな…

 

上手にタスクを手放すために忘れてはいけないこと

そんなふうに、自分の抱えているものを整理して手放してみる。

家事育児の負担軽減はあちこちでも勧められていることだし、大変だから、イライラするから、それを避けるために誰でも手を出したいところだと思う。

 

でも一番忘れてはいけない目標は「私が子供の前で笑顔でいられる」ことじゃないかな、と思うのです。

ただタスクを減らしていくのではなくて、自分のタスクのうちどれを手放せば笑顔の時間が増やせるか。

それを意識すれば、より効率よく「笑顔のママ」でいられる道が開けていくかもしれません。

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著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

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