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教え子が「りんごちゃん、いるよ!」と指差した。保育士をしながら経験した流産

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結婚して数ヵ月。

そろそろ赤ちゃんが欲しいな、来てくれないかな、と、毎月ソワソワしていました。

 

その頃、保育士をしていた私は、仕事にも追われていて、主人もシフトの仕事で一緒に時間を過ごすことすら難しく

『こんなにストレスフルで、赤ちゃんなんて出来るのか?』

と不安に思う日々でした。

 

そんなある日、担任していたA君が、突然、私のお腹に向かって

『りんごちゃん!』と話しかけたのです。

『りんごちゃん?いるの?』と問うと

『うん、いるよ』と言いニヤリと笑う…

ちょうどその頃、A君のママのお腹にも赤ちゃんがいて、『いちごちゃん』と呼んでいました。

まさかなーと思いながら、数日後。

吐き気と頭痛に襲われ、検査薬で調べてみたら、本当に妊娠していました!

りんごちゃん!本当にいた??と主人とビックリ。

次の日、A君に『本当にいたわ』と言うとまたニヤリ。

 

しかし、その後9週で、残念ながら流産してしまいました。

しばらく仕事は休ませてもらい、体調回復してからの職場復帰。

正直、受け持ちの子たち(赤ちゃん)と接することが、こんなに苦痛だった時期はなかったです。

『この子は産まれてこれたのに、どうして私の子はいなくなってしまったのか』

嫌でも考えてしまう。

 

そんな時、担任ではなくなったけれど、変わらずなついてくれていたA君に、園庭で話しかけました。

『先生のお腹に、りんごちゃんいる?』と…

なんて答えてくれるのかと、内心ドキドキしながら。

すると

『いないよ』

と言われました。

自分で聞いておきながら、ちょっと傷つく…(苦笑)

しかし

『りんごちゃん、あそこにいるよ』

と、真上の雲を指差したんです。

『あそこから見てるよ』と……

 

流産したなんて、一言も言っていないのに、どうして分かるのだろう?

不思議でしょうがなかったけれど

『りんごちゃん、先生のこと見てるよ』

と言ってくれたA君を、思わず抱きしめて泣きそうになりました。

 

そう。ちょっと慌ててお腹に来ちゃっただけ。

お空に忘れ物を取りに戻っただけなんだ。

ちゃんと、私のことを見てくれてるんだよね。

泣いてちゃ、お腹に帰ってこれないもんね。

頑張ろう!笑顔で!!

早く、お腹に帰ってきたいと思ってもらえるように!!

そんな風に考えられるようになりました。

 

それから、数ヵ月。

『次はバナナちゃんが来るよ』

と言っていたA君の予言通り、可愛いバナナちゃんが、お腹に来てくれました!

 

りんごちゃんは、どこにいったのか?

それは、A君にしか分からないのかな(笑)

著者:やっこ

保育歴10年で初出産!

我が子と、園児はこうも違うのか!?と、日々育児に奮闘中。

2児の母になり、ますますドタバタな毎日を楽しもうと頑張ってます!

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