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育てられていたのは私かも。職場でのスキル向上に意外なヒント、1歳娘の「ママ褒めて!」

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1歳8ヶ月になる娘は、1歳半頃から「じょうずー」という言葉を言えるようになりました。

自分で何か成し遂げたと感じると、私や旦那に向かって「じょうずー」と言いながら拍手をし、誉め讃えることを要求します。

 

私は娘が1歳2ヶ月のときに職場復帰をしました。

初めは業務量も調整してもらい、何とか仕事も育児もこなせていたつもりですが、半年も経つと徐々に業務量が増えていき、挙句の果には入社二年目の後輩指導まで頼まれるように。

その後輩は、今どき珍しいくらい真面目で、何をするにも真剣な青年なのですが、少々度が過ぎるほど実直な面があり、お世辞にも器用とは言い難い仕事ぶりでした。

 

性格上、私はどちらかと言うと質よりスピードを重視する仕事のやり方なので、ゆっくりじっくりパーフェクトを目指す彼とは真逆という、先が思いやられるペアになってしまったのです。

上司としては、なかなか成果の出ない彼に、私のやり方を少しでも学んで欲しいという思いがあったと後で聞かされましたが、そんな事は知る由もありません。

私は残業ができない焦りもあり、早く仕事を終わらせたい思いから、彼の仕事のスピードを上げるべく、彼の欠点ばかりを注意する日々が続きました。

 

しかし、数週間経っても一向に成果の出ない彼。むしろ悪化している気もします。

そんな時です。

冒頭の娘の行動を見ていて、ふと気が付きました。

 

こんな、産まれて2年も経たない幼子でも、何かを成し遂げたときは周囲にそれを褒めてほしいと要求するんだ、これは本能的なものなのかも知れない。

娘は褒めれば褒めるほど出来ることが増えている。

実はあの彼(後輩)も、年は20以上も違うけど、人間本来の欲求は変わらないんじゃないか。

いや彼だけではなく私だって、叱られるよりは褒められたい。

当たり前のことだけど、その当たり前を、彼が大人だからという理由だけで、私はしていないのではないか。

‥と。

 

その日から、家庭では1歳の娘を、職場では24歳の青年を‥2人の人間を褒め称える生活が始まりました。

勿論、駄目なことは駄目と叱ったり伝えはしますが、それとは別に、どんな些細な当たり前のことでも褒めるということに神経を注いでみたのです。

 

すると、間もなく後輩に変化が現れました。

仕事のスピードがかなり上がってきたのです。

以前なら1週間はかけていたタスクを、2日程度で終わらせていたり、無駄に丁寧にしていた作業を省略して効率化に繋げてみたりと、まさに求めていた仕事ぶりが垣間見られるようになりました。

これは効果ありだと、手応えを感じました。

 

まさかこんな風に、育児から仕事に活かせるスキルを得られるとは、産前は夢にも思いませんでした。

しかし実際は、育児を通じて得たスキルで仕事に応用できるものは、他にも沢山ありました。育児は、私自身のスキルアップに繋がっていることを実感しています。

 

子供を育てることばかりが育児かと思っていましたが、育児をすることで自分の方が育てられているのだと思わずにはいられません。

 

職場復帰前は、仕事との両立に不安しかありませんでしたし、今でもまだまだ悩むことは多いですが、一つ一つ乗り越えていくしかないと思っています。

こんな風に腹をくくれるようになったのも、育児を経験している賜物です。

育児は育自(自分自身)。そう実感しています。

著者:せぼんこ

4年の不妊不育治療を経て念願の第一子を授かりました。産後1年と2ヶ月で職場復帰をし、育児と仕事の両立に奮闘する日々です。

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