妊娠初期の8週を過ぎた頃、朝起きてからいつも通りにトイレに行ったらわずかに出血の症状がありました。
妊娠の分かった6週くらいから、かなり重いつわりがあり何度も吐いていたので、その時に全身に力が入っていたせいで出血したのではと、ドキドキしながら産婦人科へ行きました。
お医者さんからは、「切迫流産です」とショックな言葉が。
吐き過ぎていたからということは関係ないと言われ、何が原因ということはないとのことだったのですが、とにかく安静にしていてくださいと言われました。
入院もすすめられましたが、その時は上の息子が小学校に上がったばかりで、なかなか新しい環境に慣れず、学校に行きたがらない時期でした。離れて主人だけに任せるのは心配だったので、自宅で薬を飲みながらできるだけ安静にしていることにしました。
もともと吐いている時以外はほぼ1日中ベッドにいるしかない状態だったので、家でも安静に過ごすことができ、すぐにおさまるかと思っていたのです。
しかし、そんなに甘くはありませんでした。1週間経っても出血は続き、受診時に「寝ていたとしてもその状態で、子供に注意等をしたりするだけでも良くないのですよ」と言われてしまい、そのまま入院することになりました。
主人だけでは頼りなく、近くに住む義母や、県外に住む私の母にも来てもらって、協力をしてもらいながら入院生活を送りました。
飲み薬や点滴等で治療をしてもらいながら、トイレやシャワー以外はずっとベッドの生活でした。
確かに家での安静とは違い、家事や息子の心配を身近で感じない分、精神的には楽になりました。
それもよかったのか、入院4日目からは出血がおさまり、5日目には退院することができました。
相変わらず熟睡している時以外は酷い吐き気に参っていましたが、ひとまずは我が子が無事だという事実にホッとしました。
退院後は多少はつわりが楽になってきて、吐かない日が増えてきました。動ける所はちょっとずつ動くようにしていたのですが、退院後から2週間後にまた出血が!!
もう大丈夫だと思っていたので、本当にショックでした。
これは入院になるだろうと、診察に行く時にはもう入院準備をして行きました。
そのまままた3日間入院しました。
ですが、前の入院よりは食事も多少とれるようになり、エコー写真には赤ちゃんの小さい姿がはっきりと見えるように。2回目の入院中は、気持ち的にかなり元気で乗り切れました。
結果的に前回よりも早く自宅に戻れて嬉しかったです。
それからは、とにかくストレスを溜めないように心がけ、あまり無理には動かないように気をつけました。幸いなことにそのあとは出血は全くなく、貧血の症状が出たくらいで、順調に育っていきました。
予定日よりも2週間早い出産でしたが、元気な男の子でした。出血した時の心労、家族と離れることは辛かったですが、みんなの協力で乗り越えられて、本当によかったです。