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妊活の休憩期間を経て、ついにたどり着いた「私達に合う病院」。そして体外受精へ!

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前回私は、子宮頸がんの手術を終えた私がいかにして不妊治療を始め、タイミング法や人工授精をしながら何年もかけて病院を多数巡っても妊娠に至れず、またなかなか自分達に合う病院・医師にも出会えずに、再度の休憩、そして来たる体外受精に備えての新たな病院探しに入ったかについて書きました。(記事はこちら

 

心身ともに少し疲れていたこともあり、今回の休憩は長く、結局約1年近く、どこの病院にも行かない期間が過ぎていきました。

そんなある日、別件でたまたまかかった病院に「体外受精」の案内が。病院の場所や雰囲気も行きやすいかんじだったので、早速ここの不妊外来での予約をとり、久しぶりに不妊治療を再開してみることにしました。

 

この病院では、これまでの病気や治療の経緯・私達夫婦の意向を聞いて下さったあと、久しぶりの治療再開ということで、まずは一連の検査を再び実施しました。そして、その合間の期間に、人工授精もまた2度行いました。

以前違う病院で人工授精の管を入れるのがとても痛かったことがあったので、今回もまた痛いのではないかとだいぶ身構えて行きましたが、予想に反してこの2回の人工授精での痛みは全くナシ。

むしろ「え?もう終わり?」と思えるほどあっという間だったので、私の中での治療再開に対する緊張が少しずつ解けていきました。

 

結局検査と人工授精の間、3カ月弱で7-8回通院しましたが、「先生のタイプ」、「病院の雰囲気」、「待ち時間」、「設定される来院頻度」、「説明や話し合いの内容」、そして重要な「治療方針」など、私達夫婦にはどれをとってもこの病院が「これまででダントツ一番いいかも」と感じられましたし、先生への信頼感も診察や会話を重ねるごとに増していきました。

そしてほどなくそれは確信に変わりました。私達はついについに、「自分達に合う病院と先生」に巡り合えたのです!

これまでの様々な苦悩とは裏腹に、ここではほぼストレスフリーで病院に通えました。

その後、終わりの見えない不妊治療を諦めずに続けるにはそれはとても重要なキーとなりましたし、久しぶりの治療再開にも、私達は明るい希望をもって臨めていました。

そうこうするうちに、私達夫婦には、「この病院で思い切って体外受精に進もう」という決意が生まれてきたのでした。

 

早速先生にその思いを伝えたところ同意して下さり、体外受精について、費用やステップなどの詳しい説明を受けました。

まずは夫婦それぞれの署名の入った同意書を提出して、いよいよ体外受精の始まりです。

 

体外受精とは

体外受精とは、大雑把に言うと、取り出した卵子と精子を体外で受精させて細胞が育ち始めるのを確認し、子宮に戻す治療方法です。

私達夫婦の場合は、後に記載する「凍結胚の融解移植」も含めて体外受精を何度か行ったのですが、その具体的なステップは以下のようなものでした。

 

・10日前後の連続ホルモン注射で強制的に複数の卵胞(卵子)を育てる。(通常は1生理周期に卵胞は1つしか育たないところを、1度の採卵でより多くの卵胞を取り出してチャンスを多くするためにほとんどのケースで行うステップ。)

・途中から別の注射も追加し、卵胞が排卵してしまわない(=卵巣に留まる)ようにしつつ採卵日決定。

・採卵日。成熟した排卵寸前の卵胞を、長い針を刺して卵巣から体外に取り出す。(麻酔の有無は病院によるが、私の病院は麻酔有りだったので痛みは一切ナシ。尚、一度の採卵でとれる卵胞の数は人により異なるそう。)同時に夫の精子を病院に持参し、特別な機械で処理してもらう。

・シャーレにその卵胞とより良く処理された夫の精子が入れられ、自力での受精を待つ。(技師さんが精子1つを針で人工的に卵胞に注入する「顕微授精」を選ぶこともできたが、費用面で安かったのと、精子の運動率は悪くなかったので、私達は自力受精を選択。)

・それがうまく細胞分裂を始める(=育ち始める)まで数日間、病院の専用環境下で培養。(通常は3日程度で初期胚、5日程度で胚盤胞になるはずだが、ここで生育停止したものも多数あり。)

・順調に育っている初期胚か胚盤胞を、子宮内にスポイト状の管で戻す(=「胚移植」)。 

いくつも育てば残った分を凍結しておき、次回以降はそれを解かして胚移植から始めることも可能(=「凍結胚の融解移植」)。

・着床率を上げるため、子宮内膜を厚くする注射と薬の内服でホルモン補充。

・尿検査による妊娠判定。

・妊娠が成立していれば、引き続きホルモン薬などで妊娠継続をサポートする。

 

私の場合は、⑥の段階で育っている胚(=卵)が複数あって凍結保存できたので、2回目以降は、その胚を1つずつ解かして、凍結胚の融解移植を繰り返すことも何度かできました。(これができた回は、期間・費用・身体面の全てで負担が大幅に軽かったです。)

 

体外受精のこれら一連ステップでは、10日間毎日決まった時間に注射をしたり、卵胞の育ち具合によって次の来院日が左右されたりしたので、やはり多少なりとも時間と意識を割くことが必要でしたが、期間に関して言えば、思っていたよりは毎回さっさと進んで、あっという間に終わった、というのが私の印象でした。

この他にも、通院頻度・身体の負担・費用など、始める前は不安なことが山盛りでしたが、これらが実際どうだったかの詳細については、次回以降に触れたいと思います。

(次回「注射のために10日間連続通院なんて…勇気を出して不妊治療の自己注射にチャレンジ」に続く)

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著者:ルルちゃん
子どもの年齢:2歳

30歳目前にて結婚、ベビ待ち中に癌発覚。 様々な障壁を乗り越え、35歳でようやく待望の出産。 その後も子供の手術などを経るが、 現在は元気な子供と夫との生活に奔走中の37歳。

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