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注射のために10日間連続通院なんて…勇気を出して不妊治療の自己注射にチャレンジ

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前回私は、病院を転々としてきた私達夫婦がいかにして「自分達に合う先生と病院」に巡り合い、決意を固めて体外受精に進んだかについて書きました。(記事はこちら

今回は、その体外受精にかかった期間、通院、自己注射、そして身体の負担についてのお話です。

 

所要期間

体外受精には、期間(日数)も随分長くかかるのかなぁと思っていましたが、私の場合は、採卵を含むフルステップで20日程度、また2回目以降に「凍結胚の融解移植ができた回」は、移植日決定用の診察+移植~判定だけなのでもっと短い日数で終わりました。

私にとっては「思っていたほどの日数はかからなかった」という印象でしたが、とはいえその20日間はスケジュールの調整が必要でしたし、気分のアップダウンへの対応にも苦心しました。

「ずっと頑張っている」と思うとくじけてしまいそうだったのでなるべく1回ずつ気持ちもリセットするようにし、前回のことは忘れて、毎回新たな短期決戦と思って前向きにスケジュール組みをするようにしていました。

また、他のことを全て犠牲にしていると長くは続かないと思ったので、他に大切にしたい予定がある期間には体外受精はあえて行わないようにし、スケジュール調整でも、自分達を追い詰めないように心がけていました。

 

通院・自己注射

次に、通院と自己注射についてのお話です。体外受精に移ってからの通院回数は、全ステップを行った回で「7~8回+注射のための10日間連続通院」というかんじでした。(ただし、凍結胚の融解移植ができた回は、「開始時の診察+自宅でホルモン薬+移植~判定の通院」だけで済み、4~5回。)

 

覚悟していたほど通院回数は多くなかったものの、やはり、当初していた「注射のための毎日の通院」は、楽ではありませんでした。

最初の10日間はリコンビナントFSHという注射1本を、その途中からはアンタゴニストという注射1本も追加して毎日決まった時間に打つ必要があったのですが、当初は「自分で注射をするなんて絶対無理」と思い、毎日注射を打つだけに何とか時間を作って通院していました。

 

しかし、やはり毎日の通院は非常に負担になってきたのと、リコンビナントFSHは針が3ミリ長ぐらいで簡単な自己注射器が使えるということで、途中から勇気を出してそれの自宅での自己注射に切り替え、毎日の通院負担をなくすようにしました。

この自己注射は、まずは病院で看護師さんのもと練習した後、翌日から自宅で行ったのですが、実際自分でやってみても、痛みは「縫い針をうっかり指に刺す」よりもさらに少ないぐらいでしたし、針がとても短かったこともあって、すぐに慣れて簡単にできるようになりました。

慣れてくると外出先などでの注射もできるようになり、途中からはこの注射があるからといって行動やスケジュールを制約することもほとんどなくなっていきました。

 

一方、途中から追加されるアンタゴニストという注射は、私の場合、予防接種で打たれるような長い針の注射でした。これはやはり、自分で打とうと思えるまでに日数がかかりましたし、失敗したらどうしようという不安感はなかなかぬぐえませんでした。

でも結局、「リコンビナントは自己注射しているのにアンタゴニストを打つためだけに病院に行くのは面倒」という意識がまさり、途中からは病院で何度か練習させてもらって、最終的には自宅での自己注射に切り替えました。

針は長いのですが、お腹の脂肪部分をつまんでそこに斜めに打てば良かったので、私の場合痛みはそこまでではなく、エイっとやってしまえば2回目からはもう平気になりました。

 

これら自己注射をすることにより、注射通院がほぼ必要なくなったので、結果として全体的な通院回数も、途中からは大幅に減らすことができました。

完全に自己注射に切り替えてから行った体外受精では、採卵含むフルステップの場合でも、結局7回の通院で済みました。

 

身体の負担

私の体外受精において、全ステップの中で一番身体の負担があって時間もかかったのは、採卵でした。それ以外の日は毎回15分程度で終わっていたのですが、採卵の日だけは、麻酔と採卵、回復時間を入れて4~5時間ぐらいかかりました。

麻酔は点滴によって行われ、眠っている間に膣から長い針を刺して卵巣から卵胞を採取されていて、毎回起きたら全部終わっていたというかんじでしたが、目覚めてからは多少生理痛のような鈍痛と微量の出血があり、毎回1時間程度は休んでから帰宅する必要がありました。

また、この日は帰宅後もなるべくゆっくり過ごした方が良いとのことだったので極力終日スケジュールを空けるようにし、精神的な疲れを癒す為にも、帰り道には自分へのご褒美にスイーツを食べるなど、なるべく楽しい予定を盛り込むようにしていました。

主人もこの日は極力採卵時間に合わせた精子の持参が必要だったので、仕事を半休にしたり、それができない時には採卵の時間自体を予め調整してもらったりして、何とか調整をつけていたかんじでした。

 

そもそも採卵日は最終的に卵の育ち具合で決まるので、数日前まで確定はできず、予想が外れた場合のスケジュール調整は正直厳しいものがありました。

ただ、私の場合、採卵は毎回行う必要があったわけではなく、結局1年半で2回(2日)だけ頑張れば良かったので、何とか夫婦のスケジュールを調整して、やり遂げることができました。

体外受精は何度もやったのに採卵は2回だけ」というのは、私の場合、採卵1回目で使える胚が数個育ち、そのうち1個は生の胚を戻して移植、余った胚は凍結保存して、次からは採卵なしで凍結胚の融解移植(採卵なし)を数回実施することができたからでした。

 

尚、胚(卵)を管で子宮に戻す移植の日(「凍結胚の融解移植」でも同じ)の施術は、人工授精や内診とほぼ同じように診察室で行われ、実質5分程度で終わったので、時間的・身体的負担はほとんど感じませんでした。

また、私の場合はホルモン注射による過剰反応や卵巣の腫れなどは起こらなかったので、幸いにも、そこでの身体の負担も感じずに体外受精を実施することができました。

 

以上が、私の体外受精における所要期間・通院・自己注射・身体の負担に関するお話でした。

次回は、費用、そして結果について書きたいと思います。

(次回「体外受精の実際のところ。各ステップにかかる費用、そして結果はこうして告げられる」に続く)

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著者:ルルちゃん
子どもの年齢:2歳

30歳目前にて結婚、ベビ待ち中に癌発覚。 様々な障壁を乗り越え、35歳でようやく待望の出産。 その後も子供の手術などを経るが、 現在は元気な子供と夫との生活に奔走中の37歳。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。