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赤ちゃんが怖くないように…痛いと言わないための苦肉の策、分娩室に響き渡る◯◯?!

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『お産の時に痛いと言ってはいけない』

なんでも赤ちゃんにはお母さんの声が聞こえているから、お母さんが「痛い痛い」言うと赤ちゃんも怖がってしまうからとかなんとか。

多分妊娠中読んだ本のどれかに載っていたんだと思います。

 

いや、でも痛いのは怖いし、言うなって酷だなと思いつつ、出産の痛みで死ぬ人は居ないんだからと自分に言い聞かせて臨んだ出産の時。

予定日を過ぎて促進剤を入れることになり、(これが陣痛というものか…?)と疑っている間にみるみる痛みは強くなり分娩台へ。

あまりの急展開に、それまでに少しでも痛くないように怖くないようにと、ソフロロジーのCDでイメージトレーニングをしたり、マッサージをしたり、幸せなお産に関する本を図書館で読んでみたりした努力むなしく、ただずっと痛みと混乱で目が回って息をするのが精一杯でした。

 

ぐるぐるする視界の中、唯一思い出したのが、『お産の時に痛いと言ってはいけない』ということ。

「痛いと言わないためにどうしようか。もう声を出すのは我慢できないから、吐く息と一緒に声を出してしまえ。でも悲鳴はダメだ。痛いもダメだ。赤ちゃんが怖がる。そうだ、それならなるべく綺麗なものを聞かせよう」

 

その結果が…分娩室に響き渡るコーラス声。

 

合唱部の発声練習のごとく「♪あーーー」と何度も鳴り響くロングトーン。元演劇部の腹式呼吸、学生時代ミュージカルもやっていましたのでなかなかの声量です。

状況が状況だったので誰も触れずに居てくれたけど、かなり異常な光景だったと思います。

立会い出産にギリギリで駆けつけてくれた夫も、分娩室から聞こえる歌声に、「やっぱりお産の時ってこういう音楽かけるんだ(?)」と思って中に入ったら、歌っているのはお産真っ最中の嫁ですから、「お前かい」とツッコミそうになったそうです。

 

歌っていたお陰で夫や助産師さんに暴言を吐くこともなく、おそらく赤ちゃんを怖がらせることもなく、無事出産を終えました。

必死だったのでそのときはなんとも思いませんでしたが、思い出すと恥ずかしいので夫には出産時のエピソードについて箝口令を出してあります。

 

生まれた我が娘が、コーラス声で熱唱すると泣き止んでくれるのは、ひょっとしたらそのせいかもしれません。

著者:4

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