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カナダでの出産は驚きの連続。産後25時間で赤ちゃんと荷物を抱え、歩いて退院?!

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私はカナダで暮らしています。旦那様はモロッコ人。

出産を日本でするかカナダでするか悩んだ末、カナダで出産することにしました。それは、妊娠から出産、入院費用まですべて無料だったからです(入院費用の料金は病院によって異なります)。

それに、無痛分娩が主流なので躊躇することなく無痛分娩をすることができます。

 

妊娠中から全て無料というだけあって、日本に比べたら検診の数もエコーの数も遥かに少ないです。

妊娠初期は2ヶ月に1回の検診だし、エコーはなんと妊娠中を通してたったの2回!

妊娠20週目くらいにある2回目のエコーで性別を教えてくれるのですが、それ以降は生まれるまでわかりません。胎動があれば大丈夫!といった具合です。

 

もちろん、高齢出産だったり双子以上の妊娠をしていたり、胎児に懸念がある場合は3回以上のエコーがあります。

 

カナダ(私が生活しているのはケベック州)では、産婦人科と分娩する病院が異なります。妊娠中の検診は産婦人科医のクリニックで行うのですが、実際の分娩はその産婦人科医が登録してある病院で行うことになります。しかも、その病院のその日に当直である産婦人科医が分娩をしてくれるので、妊娠中の面倒を見てくれていた産婦人科医が赤ちゃんを取り上げてくれることは少ないのです(計画出産の場合はこの通りではありませんが)。

私の場合、胎児が小さすぎると言われていたので早めに誘発分娩で出産することを計画されており、担当の産婦人科医が当直の日に出産するようになっていたのですが、予定が変更になり計画日の一日前に出産することになり、結局、担当ではない違う産婦人科医が取り上げてくれました。

 

しかも!産婦人科医が登場するのは最後の最後。それまではレジデントと呼ばれる産婦人科医の下で働く人が見てくれるのです。子宮口の開き具合や分娩の時のいきみ方などは全部この人の仕事で、産婦人科医は最後の最後に登場して「頑張れ頑張れ」と言ってくれるだけでした。

 

無事に生まれた赤ちゃんはやはり小さく2,400グラムしかなかったのですが、どこにも問題がなく健康そのものなので保育器にも入らずにすぐに私の胸へやってきました。ちなみにへその緒を切ったのは私の主人です。

看護婦さんたちにちゃちゃっときれいに拭いてもらっただけだったけど、すぐに私の胸元へ来てオッパイを必死に探す姿を見てとても感動しました。

 

日本と違ってカナダでは生まれたての赤ちゃんからずっと母子共同部屋です。赤ちゃんの部屋もなければ、赤ちゃんを夜間預かったりもしてくれません。

数時間おきに赤ちゃんとママの様子を見に来てくれますが、おっぱいをあげるのもおしめを変えるのも全部ママがやるのです。もちろんパパも同室。

日本のようにお祝い御膳もなく、普通に病院食です。出産が夜中であれば、食事が配布される朝まで何も食事はでません。なので、病院の外から食べ物を買ってきてもらったりしました。

私の場合は夜9時に出産したので、約半日間食事が出ませんでした。空いているお店も少ないので産後初めてのご飯はハンバーガーでした…。

 

夜中でもお構いなくに頻繁にチェックしに来る看護婦さんの何度も起こされながら赤ちゃんのお世話をし、寝たのかどうかわからないまま朝を迎えました。

待ちに待った朝食!なのに、がっつり病院食。しかもカナダ式の朝食なので、トーストやオートミールが出てくるのです。炊きたてのご飯に納豆、味噌汁がよかったなー。

昼ごはんも同じく、味のないミートスパゲティ。夜ごはんはもう覚えていません…。

 

本来は、出産後24時間は入院しておかなければならず、24時間以降の朝10時に退院できます。ホテルのチェックアウトのように朝10時には出ていってね、と言われるのです。

 

しかしなぜか私は夜の退院を許可されました。前の日の夜9時に出産し、次の日の夕方に担当の看護婦さんから「産後24時間後にチェックする項目が終了したらいつでも退院して良い」と言われたので「じゃ、夜に帰ってもいい?」と聞いたら良いよとのことでした。

病院にいても赤ちゃんの面倒は自分で見ないといけないし、ご飯は美味しくないので早くお家に帰りたい気分だったのでとても嬉しかったです。

 

ということで、夕方から退院の準備を始め、産後24時間後にするチェックが終わった夜の10時に退院しました。

産後25時間で入院グッズや赤ちゃんを抱え、自分でスタコラ歩いて駐車場まで行きお家に帰るのです。

そして次の日から以前と変わらずに家事をし、赤ちゃんのお世話をする生活が始まるのです。

 

日本での出産に憧れを抱きながら、きっと今後もこうしてカナダのスピーディな出産を経験していくのだと思います。

著者:かりめろ

カナダのケベック州で生活しています。

妊婦さんや赤ちゃんにとっても優しいカナダは、育児がのびのびとできてとてもいいです。

たまに日本の育児とカナダの育児の違いに戸惑いますが、自分が正しいと思っていることを信じて子育てしています。

 

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。