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「この人を父親にしてあげたい」妊活の焦りや不安に夫婦で向き合い、絆が深まった

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結婚して1年。10年付き合った10歳年上の夫と仲良く過ごす日々でしたが、コウノトリはなかなか来ない。

医療関係の仕事をしていたこともあり、親しい看護師に相談すると、「20代のうちに婦人科受診をしとくべき」とのお言葉を受け、まずは私1人で受診しました。

元々身体は丈夫な方で、結果は特に異常なし。

女医さんからは、「次は旦那さんの検査が必要です」と言われ(大事になってきたなぁ…)と内心では面倒くさい病がムクムクとでてきました。

 

夫は、子どもが欲しい気持ちが強く、検査にも理解を示してくれ1週間後には精液検査をすることになったのですが、そこで精子運動率の値が基準よりも随分低いことが発覚しました。

検査結果は夫の仕事の都合もあり、私が1人で聞き家に帰ってから結果が書かれた紙を見せ、伝えました。

結果を伝えていると、泣きたくないのに涙が溢れました。

すると夫は「今までごめんね。俺も頑張るから絶対家族を作ろう!」としっかり夫婦の目標を掲げてくれました。

 

それからは不妊治療専門の病院へ通い、人工授精を3回しましたが妊娠せず、生理が来る度に落ち込む私をいつも「ドンマイ!絶対いつか妊娠するよ!」と励ましてくれる夫が救いでした。

それでも、時間とお金だけがかさむ日々に私の気持ちがついていかなくなり、一旦不妊治療はお休みすることにしました。

約1年のリフレッシュ中は、好きなものを食べてお酒も飲み、友達とも旅行に行き、独身気分で気楽に過ごし、正直子どもが出来ないなら仕方ないかぁ…と思い始めてきました。

夫も何も言わず、諦めたのかな?と思い、あえて夫婦で子どもの話題は避けていたような時期でした。

 

しかし、ある日の夕食後、夫が思いつめたように話しはじめました。

「もう一度不妊治療始めてみないか?身体や気持ちにダメージがあるのは、俺じゃなく君。それが辛くて申し訳ないけど、どうしても2人の子どもが欲しい。家族が欲しい」

その言葉を受けて、私の中に(この人を父親にしてあげられるのは私しかいない)と初めての覚悟のような強い気持ちが湧いてきました。

 

それからは、別の不妊治療の病院へと転院し、新たに治療をはじめました。以前とは覚悟が違い、何故か「絶対、妊娠してみせる!」と気持ちが常に前向きで楽しく通院して2ヵ月…人工授精で妊娠することが出来ました。

 

世間から見れば私たち夫婦の不妊治療は、さほど大変ではなかったかも知れません。

しかし、当人にしか分からない落胆、不安、焦りなどを乗り越えての妊娠は、私たち夫婦の絆をより深いものにしてくれました。

妊娠までの道のりが順調にいかなかった分、夫婦で色んなことを話し合って、同じ方向を目指して努力することが出来たのだ、と今なら分かります。

【恋人は、お互いを見つめあう。夫婦は、同じ場所を目指して歩む。】

夫が、プロポーズの時に言ってくれた言葉がようやく身に染みてわかるようになりました。

著者:モカショコラ

猫が好きです。

自分に起こった些細なことでも日記に書くようにしています。

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