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「どうしよう…さみしいっ!」出産のためイタリアから日本へ。夫の見送りで思わず大号泣

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妊娠7か月を過ぎた頃、出産に向けてイタリアから日本へ一時帰国することになりました。夫は仕事の都合で出産予定日の前後1週間のみ日本へ帰国する予定でしたので、私は出産までの約3、4か月を1人、日本で過ごすことになります。

ちなみに、私はさみしがり屋ではありません。今まで2か月ほどであれば、夫の出張や私の一時帰国などで離れて暮らすことも数回ありましたが、良い気分転換程度に感じていて、さみしいと思うことはあまりありませんでした。

今回の帰国についても夫の手前、さみしそうな素振りは見せておくものの、心の中では久々の日本での生活にウキウキしていました。

いざ帰国の日、お土産をたんまり買い込んで、夫の見送りのもと空港へ向かいます。すると、空港へ向かうバスの中で急に理由の分からない不安に苛まれました。なぜか夫と離れたくないと強く思いはじめたのです。私が急に黙り込んだので夫も何か感じたのか、バスの中で手をつないだまま口を開くことなく空港に着きました。

チェックインカウンターで荷物を預けると、いよいよお別れの時間です。出発ゲートの前に着いた時、それまで黙っていた夫がしっかりとした声で「くれぐれも無理をしないように。自分の体を1番大切にしてね」と言ってくれました。私は普段通り「な~に真面目な顔してんの!?」と言おうと、夫の顔を正面から見た途端、喉が熱くなって言葉が出てこなくなりました。代わりに涙が溢れてきて、ぼろぼろと流れ出します。

夫が私の腕を掴んで名前を呼んだ時、やっと私は「どうしよう…さみしいっ!」と口に出していました。

それまで自分でも気付いていなかったのですが、お腹がどんどん大きくなって、これからさらに大変になっていく妊娠生活と出産に、とても不安を感じていたのです。そして何より、夫がそばにいないことがさみしくて仕方なかったのでした。

一旦泣きはじめると涙は止まってくれるどころか激しさを増し、ついには大号泣。そんな私を見ていた夫も、気付くと目を手で覆うようにして泣いています。大勢の人が行き交う場所にもかかわらず、私たちはなかなか泣き止むことができませんでした。

ようやく落ち着いてきた頃、夫と目を合わせて照れ笑い。

結婚5年目の私たちでしたが、お互いにこんなに泣いたのは初めてでした。涙もほとんど止まってくると、今度は人前で泣いたことがとても恥ずかしく思えてきましたが、私たちのすぐ近くに声をあげて泣いているイタリア人家族がいて、「泣いているのは私たちだけじゃないんだ」と、またまた夫と目を合わせて笑ってしまいました。

この時泣いたおかげで、妊娠や出産への不安もだいぶ軽くなった気がします。

著者:tarako
年齢:20代後半
子どもの年齢:9ヶ月

イタリアで0歳児の育児に奮闘中です!日本との違いに戸惑うこともありますが、基本はのんびり笑って過ごしてます。ストレスがたまったときは、生ハムとチーズを食べまくります。

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