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母親ってすごい!マタニティーブルーをたった一言で救ってくれた母に感謝

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私の母は、こう言ってはなんですが、一緒に歩きたいと思えない人です。身なりにこだわらない、お化粧もしない、声も大きくてがさつ。掃除も大嫌いで片付けができず、常に家の中に物が溢れている。小さな頃から母のことをずっと恥ずかしいと思っていました。用事や頼み事があるときにだけ甘え、普段はひどい態度で接していたように思います。

そんな私ですが初めての出産は不安が大きく、里帰り出産をすることにしたのです。34週で千葉から静岡の実家に帰り、39週3日、ついにその日を迎えました。朝9時に入院した時点で、「初産だから明日の朝かな~」と言われた私ですが、あれよあれよという間に進み、16時27分無事に長女を出産しました。陣痛中ずっと腰をさすってくれ、声を抑えて陣痛の波に耐える私に「痛かったら声に出していいんだよ」と励ましながらずっとそばについていてくれた母。この時ばかりは母の存在に感謝しました。

初めての出産は未知の世界。陣痛の痛みの先に何があるのか、これからどうなるのか・・・。妊娠本やネットで予備知識はありましたが、実際自分がその状況になると不安と怖さとでいっぱいになり、そばに自分をさらけだせる存在がいるということは、何にも代えがたい安心感をもたらしてくれました。

無事に退院し自宅に戻った私を待っていたのが、産後うつ。と言っても軽いものでしたが。
初めての妊娠で嬉しさよりも気恥ずかしさが勝っていた私は、妊娠中のおなかの写真をあまり撮ってなく、臨月に入ってからは1枚だけ。写真なんて別にいいやと思っていたにも関わらず、産後小さくなったおなかを見たらなぜか急に悲しくなって、なぜ写真を撮らなかったのだろうと毎日後悔、気付いたら涙を流しているという状態になりました。

しかしながら自分自身「こう思うのもホルモンのせい。こんなことで悲しくなっているなんておかしい」となかなか周りに辛さを見せられずにいました。夫や友達に「もっと写真撮っておけばよかった」と話すも、「2人目はたくさん撮ればいいよ~」と。当然の反応ですが、その時は自分の気持ちを理解してもらえない辛さと、どんなに後悔したところでどうしようもないという現実を受け入れることの難しさに押しつぶされそうな状態でした。

産後2週間程経った母と2人の夕食時。TVに臨月の妊婦さんが映ったのを目にした瞬間、涙が溢れ、堪えようとも堪えられなくなりました。

母は一瞬「何事?」という表情をしましたが、その後は何事もないかのように黙々と食事を続け、私が少し落ち着いた頃「どうしたの?」と声を掛けてくれました。そこで私は初めて母に、妊娠中の写真を撮らなかったことを後悔していること、写真がなくて悲しくてたまらないことを話したのです。

 

聞き終えた母は、一言、「ばっかじゃないの」と。

 

そばで寝かせていた娘を見ながら、「健康でこんな可愛い子が生まれたのに何言ってるの!ばっかじゃない」と笑い飛ばしたのです。

慰めるでもなく、アドバイスするでもなく、笑い飛ばす。予想外の母の反応に、「そうだよね。バカだよね」と、一瞬で霧が晴れる感覚を味わいました。

あれだけ悩んでいたのが嘘のように、本当に胸の中のもやもやがすっと消えたのです。 後日母にこの時のことを聞いたら、

「あの時のあんたには、ああ言うのが一番いいと思ったの」と。

 

人にドライで子供にもあまり関心がないと思っていた母ですが、実際は一番の理解者でした。自分ではどうにもならない鬱状態に陥っていた私をたった一言で救ってくれた母。このとき初めて母の深い愛を感じました。普段は自分への態度含めて自由にさせてくれて、いざという時は助けてくれる。母親ってやっぱりすごいですね。

 

時が経ち、私も母と同じ3児の母になりました。未熟な私は、母のような子供を真の部分で理解できるようになるにはまだまだ精進が必要ですが、母のようにいつか子供たちに「ママってすごい」と思ってもらえるように頑張ろうと思っています。

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著者:ぽぽろん
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳、3歳、1歳4か月

「しっかりしてるね」と外では言われるも家の中では「めんどくさい」が口癖の7歳長女。戦隊シリーズに感化され常に何かに戦いを挑みながらも、ちょっとのことですぐ泣く3歳長男。姉兄のおもちゃにされつつも動じない末っ子次女。毎日朝から泣いたり笑ったり大騒ぎ。心静かに過ごしたいとイライラしながらも、たまに見せる可愛い面白い瞬間に癒されながら、日々3児の育児に奮闘中!

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