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「もう切って!」の思いが、まさか現実に。陣痛36時間の難産の末、緊急帝王切開に

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胎動が激しくお腹の中でも元気な子でした。

前駆陣痛が1ヶ月ほど続いたのと、愛猫がまさかの赤ちゃん返りをし、妊娠中期ごろから毎晩夜中に起こしにくるため睡眠不足が続いていました。私が起きるまで鳴き続け、ベッドから降りて座った私の膝にきてやっと落ち着くという具合です。

もう近いうちに産まれるだろうと思っていた頃、夜中の1時に陣痛かな?と思い、そこから痛みで眠れませんでした。

ですが、2日前に陣痛のようなものが起きて病院に行った時は、子宮口は3cm開いていましたが、微弱のため一度家に帰ることになり、帰った後に陣痛は消えてしまいました。

なので今回は、間隔が7分~10分ぐらいでも痛みがきつくなるのを待つことにしました。

 

痛みは徐々に増し、朝になり痛みが我慢できなくなるまで耐え、病院に連絡を入れ受診しました。

子宮口は4cm開いており、そのまま入院になりました。旦那が出張で他府県に行っていたので代わりに実母が付き添っていてくれました。

お昼ご飯はまだ全部食べきれるほどの余裕がありましたが、次第に痛みが強くなっていき、「今日の夜には産まれてるかもしれないね」と助産師さんが言ってくれたので喜んでいました。

しかし、痛みは増すのですが急に陣痛が弱まる時間が出てきました。

旦那が到着し、背中をさすり続けてくれました。

不安を覚えながら痛みに耐えていましたが、次第に叫ばなくてはいられなくなりました。

私の陣痛は腹痛、腰痛に加え、骨盤の痛みが尋常じゃないほどでした。例えるなら内側からドリルでこじ開けられているような痛みです。腹痛などが霞むほど骨盤の痛みが強かったのを覚えています。

痛みに反し、子宮口はゆっくりしか開いていきません。8~9cm開いた頃からいきみを我慢出来なくなり、旦那にテニスボールで思いっきり押してもらいなんとか耐えていました。

実母は一旦帰り、旦那が横にいてくれたのですが、連日の激務に加え、私の腰をさすり続けるなどしていてくれたため、今にも倒れそうな顔をしていました。また、私があまりにも叫び続けているため精神的にダメージを受けていたようでした。

「5分だけ寝てもいい..?」と聞いてきたので寝てもらったのですが、すぐに強い陣痛がきてどうしても叫びをあげてしまう私を気遣い、無理に起きてくれました。とても可哀想に思えて申し訳なかったのを覚えています。

 

その日、夜勤の助産師さんは一人でした。夜中の妊婦は私だけだったのですが、複数の赤ちゃんも見なければいけなかったらしく、ずっとは居てくれません。去っていく後ろ姿に絶望を覚え、私は「行かないでー」と言っていました。

朝になってようやく子宮口は10cmになりました。ベッドが分娩台に早変わりするので移動しなくてすんだのですが、思いっきり暴れていたようで、ベッドのマットレスがずれ落ちかけていました。

分娩台の上でいきんでいたとき、先生が来られエコーをしてもらうと、赤ちゃんがお腹の中で前を向いているとのこと。本来は母体の背中側を向いてないといけないようで、前を向いている状態では出てくるのが難しいと言われました。

それでもいきみ続けたら70%の確率でいけるとおっしゃったので、促進剤の力を借りていきみ続けました。私は効きが良かったようで痛みはますます強まりました。

少し髪の毛が見えてきたと助産師さんから聞き、あと少しだ!!と満身創痍の状態でなんとか頑張っていたら、先生が部長先生を連れてこられ診察していただきました。

「ごめんね、頑張ってくれてたんだけど、赤ちゃん出れないので帝王切開させてください。吸引分娩でも厳しいです」とおっしゃいました。

私は少し動揺しましたが了承し、すぐに帝王切開に取り掛かっていただきました。先が見えない苦しみに早く切ってくれと内心思っていたのですが、それが現実になって驚いていました。

 

昼過ぎに手術室に入りました。麻酔も思ったほど痛くなく、数分後にすんなり産まれて呆気なかったのですが、「おぎゃー!」と言う声を聴いたとき、ようやく安心できました。

後から旦那に聴いたのですが、産まれた子は子宮のなかで便を飲んだ恐れがあるので弱っていると言われていたのですが、ものすごく手足をバタバタさせて元気に泣いていたそうです。

産後の私は思いっきりいびきをかいて寝ていたみたいで、旦那は「麻酔の後遺症ですか!?」と心配し助産師さんに確認してたそうです。そして実母には「近所迷惑(笑)」と言われました。

 

目が覚めて助産師さんや先生に「36時間頑張ったんだね」「大難産だったね」と言われて、確かに長かったなーと考えてました。どうやら連日あまり寝られていなかったため、体力がなくて陣痛が弱まりやすかったようです。

産後の私は高熱を出したり、痰がらみのがでて切った傷が痛み悶絶したり、持病の喘息が悪化したり、むくみがものすごくてかがめないなど散々でしたが、我が子が元気で本当に良かったと心から思います。

 

また、後から聴いたことですが、旦那が腰などを一日中さすり続けてくれていたため、手がパンパンに腫れ上がり、1ヶ月ほどかなりの痛みがあったようです。申し訳ないと思う反面、1人ではきっと耐えられなかったので、一緒に頑張ってくれた旦那に本当に感謝しています。

そして、我が子もまた必死になって出ようと頑張っていました。その証拠に、頭の形が三角に変形していたのです。それを見たとき、この子は一所懸命に生きようとしている強い子だなと感激しました。

生後2ヶ月経ち、よく泣き、よく飲んで、よく寝ます。この可愛い存在を大事に守っていきたいと思います。

著者:chiri

現在27歳関西在住です。

3315gで出産した元気な男の子のママをしています。

息子が大きくなってきたら、家族でいろいろ連れていってあげたいです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。