待ちに待った2人目の妊娠。家族が増える喜びは、言葉に表せないほどです。1人目の長男の出生体重は2,590gと小柄でした。比較的安産だったこともあり、2人目の出産に対する恐怖はそれほどなかったです。しかし予想していなかった妊娠、出産になるのでした。
順調に赤ちゃんが成長していくなか、ある悩みが発生。妊娠27週ごろ、いつものようにエコー検査で赤ちゃんの成長を確認しているときでした。医師が「ん?ちょっと大きそうな赤ちゃんだね」とひと言。このときの胎児の推定体重は1,424gでした。平均は大体1,023g、およその正常値が742g~1,304gで、ゆうに成長曲線を越しています。
この調子で成長すると、かなりのビッグベビーになるのでは・・・。もともと痩せ型の私が、そんな大きな赤ちゃんを産めるのかと一気に不安になりました。そのうち成長ペースがゆっくりになるかもしれない。そう自分に言い聞かせて過ごすようにしました。
ところが、私の心配の種は膨らむばかりでした。妊娠34週の妊婦健診。ドキドキしながらベッドに横になりました。エコー検査で、こんなに緊張することになるとは思いもしなかったです。お願いだから、大きくなりすぎないで~と念じながらモニターを見つめる私。残念ながらその願いは赤ちゃんに届きませんでした。医師が「やっぱり大きいね!」と。ガーン!やっぱり大きいんだ。ショックを隠し切れません。
この時点で推定体重は2,545gもありました。出産予定日までまだ1カ月以上あるのに、もう産まれてもよいくらいの体重に。出産時にはどれだけ大きくなるのかと不安でいっぱいに。さらに医師がこう言ってきたんです。「このままいくと、出生体重は4kg超えそうだね」と。その言葉に衝撃を受け、出産に対する恐怖が芽生えてきました。今回の出産は長男出産時とまったく違うものになると。
不安ながらも出産の日を迎えました。出産直前の推定体重は4kg超え。ここまできたら、心配しても仕方がありません。自然に身を任せ、いざ出産!
すると産まれてきたのは、頭が大きなの女の子。出生体重は3,015gと想像以上に普通の赤ちゃんでした。お産が長引くことはありませんでしたが、頭が大きかったこともあり2L近くの多量出血で驚きました。
赤ちゃんの推定体重は頭や大腿骨、腹部の面積をもとに計測します。測定には誤差がありますが、我が子のように極端に頭が大きい子だとこうした大きな誤差も有り得るんだなと実感。
結局産まれた赤ちゃんは「ビッグベビー」ではなく、「ビッグヘッドベビー」だったという体験談でした!