妊娠中期ごろから 先生に「赤ちゃんが少し小さめですね。」と言われていました。
6ヶ月から7ヶ月ごろにかけて 切迫早産と診断され、2週間の自宅安静になったこともあり、検診に行くたびに 赤ちゃんがちゃんと育っているかな…と不安でいっぱいだったのを覚えています。
31週と3日目。たまたま旦那さんと一緒に行けず、1人での妊婦検診でした。
「赤ちゃんが小さめですね。」
やっぱり小さめなんだな~。といつも通り聞いていると、
「赤ちゃんの発育が停滞しています。少し大きい病院で診てもらったほうがいいと思います。里帰りされるんでしたよね? 明日にでも、その病院で診てもらった方がいいですけど、帰れますか?」
と 言葉が続きました。
ショックだったけど、なぜか気丈に振る舞ってしまって 詳しいことを聞けず、里帰り先の産婦人科へ紹介状を書いてもらいました。
赤ちゃんが育ってないってどういうこと!? 赤ちゃん 大丈夫? この時点で赤ちゃんは約1,200gでした。
紹介状を待っている間、インターネットで 「胎児、発育不良」とキーワードを入れ、すぐ検索しました。
出てくる情報で 原因としては 母体側(胎盤やへその緒など)の異常、赤ちゃんの先天的な障害…など、不安なことばかり…。
紹介状をもらって車に乗った瞬間、こらえていた涙が止まりませんでした。
旦那さんと母に状況を伝えるのにも、現実と向き合わなくちゃいけなくて、辛かったです。
この時点で 赤ちゃんは約1,200g。
里帰り先の産婦人科で診てもらうまで不安。この診断のまま家に帰って里帰りはいや… 思い、その足で大きい病院に行きました。
大きい病院なので2時間待ちました。先生に状況を説明し、エコーで測定してもらいました。
今までの病院とは違い、先生はとても穏やかで赤ちゃんの顔などもゆっくり映してくれて、時間をかけて診てくれました。
そこで測ると1,300g~1,400g!
え!さっきと違う!!
多少は誤差があると分かっていても、増えていて嬉しかった。
そこの先生には「明日すぐじゃなくても、月曜日に診てもらえるように帰れば大丈夫だと思いますよ!」と言われ、少しだけ安心して家に帰りました。(この日は金曜日)
夜、旦那さんが仕事から帰ってきて、顔を見ると安心してまた涙が出ました。旦那さんも心配していました。予定よりも早めの里帰りで、準備も急いでしました。
次の日、新幹線で里帰り。迎えに来てくれた両親もとても心配していました。
そして月曜日の朝、里帰り先の産婦人科へ診てもらいに行きました。
ここの先生もとても優しくて、こちらの質問にも丁寧に答えて下さる先生でした。
赤ちゃんの表情、背骨など 今までの病院では 一つも見られなかったお腹の中の様子が見られました。(本来はこれが普通なのかも!)
そして 気になる大きさは…1,500g!
小さめには変わりはないけど 心臓も問題なく動いているし、様子をみて大丈夫とのこと!!
不安が一気にとんでいきました。こんなにも誤差があるものなんだな~と改めて思いました。
里帰りをしてからは、赤ちゃんが大きく育つように、食べたあとは左側を下にして横になり栄養が届くように気をつけました。それから母の栄養満点の料理で私の体重も すくすく育ちました。
検診で測るごとに順調に大きくなっていてくれて、里帰りして初めて、気兼ねなくマタニティライフを楽しめたと思います。
赤ちゃんの体重が 推定2,500gを超えてからは、さらに安心して過ごせるようになりました。
予定日を過ぎ…1週間後。
とうとう赤ちゃんが産まれました。
その体重は なんと3,102g!!(最後の検診では2,800gくらいでした。)
今まで 小さい小さいと言われ続けてた赤ちゃんが 3,000g超え!!これには 産院の先生もびっくりでした。
陣痛時間は29時間…赤ちゃんがのんびり屋で、お腹の中で成長するのにもゆっくりゆっくりだったのかと思います。
今は もうすぐ2ヶ月になります。産まれてすぐから、お乳を吸うのがとても上手で、体重も身長も順調に増えて、ぷくぷくな身体がとても愛おしいです。
小さめと言われて不安だったけれど、その分、今、毎日かわいい我が子を抱きしめることができてとても幸せです!!!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:むーちょ
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