私は41周6日目に帝王切開にて出産しました。
妊娠40週までは何事もなく、出産も安産になるのではないかと思っていましたが、待てど暮らせど陣痛がやってこない(笑)
陣痛が来ないので、40週4日目で誘発分娩をしようということになり、陣痛促進剤を打たれる入院生活が始まりました!
朝、産院に到着し、部屋の準備等終えた10時頃から点滴を使って誘発が始まりました。
陣痛促進剤を利用する同意書には、子宮破裂の恐れがありますと書いてあってちょっと不安に…。
陣痛促進剤は、2時間に一度くらいのペースでお腹にNSTを装着して行われました。
そこで妊婦と赤ちゃんの様子を確認しながら点滴の量を増やしていきます。
しかし、点滴の量がMAXになっても陣痛の「じ」の字もやってきませんでした!!
促進剤は、昼しか行われませんでしたが、妊婦さんの中では昼打った薬のお陰で夜に自然な陣痛につながる人もいるらしいです。
しかし私は効かず、「初日は効かない人も多いですよ~」と助産師さんにアドバイスされ、促進剤入院2日目に突入しました!
ちなみに、私は里帰り出産で、この入院の時、「子どもが生まれるよ~」と夫を招集していました。しかし、手ごたえのない一日目。不安を募らせながら入院二日目に突入しました。
結果から言うと、この日も陣痛は全く起こらず、入院の無駄だからと帰宅させられました。わざわざ遠方から有給使って来ていた夫を帰らせたのには心が痛みました(笑)
今なら笑って話せますが、当時は焦りや不安で精神状態はあまりよくありませんでした。ネットで調べると、促進剤が効かない場合、帝王切開になる可能性が高いことを知ってしまったからです。
それと、想像以上に母や祖母の「まだなの~?」攻撃が効きました。
私の家系は安産の人しかいなかったので、私の心の葛藤を理解してくれる人はおらず…。また、友人からの「まだなの?」攻撃も追い打ちをかけ、スマホを封印して連絡を絶ちました。
帰宅して1週間以内に陣痛が起らない場合は再度入院して、促進剤を試して、もしだめなら帝王切開しようということに決まり、退院してからの1週間はひたすら歩きました!
縄跳びもしたし、家の前でダッシュしたりしていました。歩く時も最低5kmは歩きましたが、陣痛が来ないので再度入院へ。この時41周4日目でした!
再度夫を呼び寄せました。勝手のわかる入院生活1日目。促進剤は全く効きません。
医師に内診してもらうも、「子宮口は1cmかな~」と全くダメ。正直私の焦りは頂点に到達しそうになってました。まじでつらかったです。
入院生活2日目、朝の内診で子宮口は1cm、再度促進剤を打ちます。
とにかくこの吸引で産まなければ!と思っていた私は階段昇降やスクワット、四つん這いになっておしりふりふり等、出来ることはひたすらやりました。
この日陣痛が来なければ帝王切開予定でしたが、運動のおかげか、昼ごろから、NSTのお腹の張りを測定するはりが5cmくらい上下するようになりました!
けれど痛みはほぼなく、生理痛かな?くらいでした。
しかし、そこから薬が効きだしたのか、ちょっとずつ痛みが強くなりました。
そして高位破水もありました!どろっとしたおりものが出たかな?くらいの破水でしたが、ようやく破水した~!と気持ちは晴れやかでした!!
でもそこから陣痛は強まらず、内診で子宮口5cm。
痛みは強い時で生理痛の痛い時くらいの痛みがありましたが、夜になって促進をやめると痛みは嘘のように遠のきました。
陣痛がくると物も食べられない、声を出すのもつらくなるよ~と助産師さんから聞いていましたが、産前の食事はどれもおいしく完食しました(ごちそうさまでした)。
結局、自然な陣痛が起きなかったため、入院三日目、促進剤が効かなかった場合は今日帝王切開です、と聞き、つらい気持ちになりました。
帝王切開はなるべくしたくなかったので、ショックでしたが、ようやく赤ちゃんに会える、という気持ちももちろんありました。
そして、結局薬で陣痛はこなかったので、夕方帝王切開となりました。手術開始2分ほどで赤ちゃんは出てきました。陣痛らしい陣痛のない帝王切開となったため、自分が産んだという実感もなく、生まれてきた赤ちゃんは正直とてもブサイクでした。そして私に激似でした(笑)
手術に立ち会ってもらっていた夫は赤ちゃんとともにどこかへ行ってしまい、手術室には医者2人と看護師1人のみになりました。正直立ち会うなら縫い合わせるところを立ち会ってほしかったです。手術中はお腹の中を引っ張るのがわかってちょっと気持ち悪かったです。そしてさみしかった…。
手術も無事終わると部屋に運ばれました。帝王切開のいやなところは、出産直後に赤ちゃんと一緒にいられないところだなと思いました。他の家族は赤ちゃんと対面して抱っこしたりしているのに、私が赤ちゃんと会えたのは、術後1時間後くらいでした。
無理やり乳のところに赤ん坊を置いて、乳を吸わせていたのが印象的でした。
陣痛もなく、NSTの時点では胎児の状態も元気で、ただ高位破水したからというだけで帝王切開となったため、本当に出産の実感がまっっったく湧きませんでした(笑)
本当に帝王切開が必要だったのか聞いたところ、赤ちゃんの首にへその緒が巻きついていたため、回旋出来なかったということだったので、どのみち帝王切開だったのかな(笑)
母子ともに無事だったので、「良いお産だったね」とは言われますが、自分で産んだ実感がないので、出産を思い出すと今もちょっともやもやします。
あと、術後の痛みを思い出すともう出産はこりごりだなと思っていましたが、このたび二人目を妊娠しました。次は予定帝王切開になるので、一人目の時よりは心の準備が出来ますが、正直不安も大きいです。ただ、二人目も母子ともに無事だといいなと思います。
ちょっとつらい出産体験記になってしまいましたが、出産は結果論というのでこれで良かったんだと言い聞かせます!
あと、これから帝王切開予定の妊婦さん、ファイトです!!術後2週間くらい経てば、痛みも少なくなって育児が楽しくなってきますよー!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:なる
第一子子育て中、第二子妊娠中です!
第一子が1歳になるタイミングで仕事に復帰する予定でしたが、思いがけず二人目を授かったので主婦生活2年目突入です~
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。