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待望の妊娠。不安に揺れる私の背中を押した、母のサインと喜ぶ声を決して忘れない

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3月末、地元の友人の結婚式があり、またちょうど仕事の契約が切れ無職になっていたこともあり、実家に一週間帰省しました。

地元と嫁いだ先が離れているため、夫もゆっくりしておいでといった形で、送り出してくれました。

 

2月の生理から1ヶ月以上生理が来ていなかったものの、1月の生理と2月の生理も1ヶ月以上空いていたため、3月の生理も遅れてるのかなと思っていました。

そのため、結婚式、二次会と参加し、お酒も飲んでいました。

 

帰省中、なんだか胃の辺りがむかむかすることが続くものの、食欲は変わらずありました。

母には何でも話す仲で、結婚してからもほぼ毎日電話で話していました。

母には、

「もしかしたら、そうかも。けど、ちがったら嫌だから期待しない」

と何度も話していました。

 

2月に生理が遅れたときも、妊娠を期待してしまい、生理が来たときとてもがっくりした経験があったため、自分の中で期待しないように、期待しないようにと言い聞かせていました。

 

インターネットで調べると、妊娠検査薬が使えるのは生理予定日の一週間後からとありました。先月の生理の遅れを加味しても、すでに生理予定日から一週間が経過していました。

帰省中に妊娠検査薬を試してもよかったのですが、飛行機は妊娠初期にあまりよくないと書かれていたのをたまたま見てしまい、家に戻る手段が飛行機だったため、今陽性が出ても家に戻ったらなにか起こっているかもしれないと不安でした。

 

家に帰る日、空港まで母が見送りに来てくれました。

荷物検査のゲートをくぐる直前、母には

「家に帰ったら妊娠検査薬試してみる」

と話しました。

 

私は母とハグして別れようと思ってたのですが、母はそんな私の意図とは違い、ただ親指をあげ、いわゆるグーサインをし、見送ってくれました。

そんなことしない母だったため、寂しさとおかしさが入り混じった気持ちで、飛行機へと向かいました。

 

そうして無事に帰り着き、とりあえず無事着いたことを母に伝えようと電話しました。

なかなか妊娠検査薬を試す勇気がなく、母の声を聞いてから試そうと思いました。

 

電話を切り、試した結果、「陽性」でした。

その後スーパーに買い物に出掛け、その途中でまた母に電話しました。

 

母「どうだった?」

私「妊娠してた」

 

いざ妊娠がわかると、今度はいつ流れてしまうかわからない不安が押し寄せ、うまく喜ぶことができませんでした。

 

母「そうじゃないかなって思ってた。わー!私おばあちゃんになるー!!」

 

母の反応に、なんだか気分が明るくなりました。

母がおばあちゃんになることをこんなに喜んでくれて、こんな風に喜んでくれて、とても嬉しかったです。

そしてあの別れ際のグーは、これだったのかと思いました。

きっと、「だいじょうぶだよ。」のグーだったんだと思います。

 

出産日一ヶ月半前、母は息を引き取りました。

 

今、無事に生まれてくれた娘とスーパーへ行きます。

あの日母に妊娠を報告し、とても喜んだ反応をしてくれた、あの道を通って。

 

あの道を通ると、未だに悔しさがこみ上げますが、

母がずっと娘のそばにいるようで、どこか心強い私がいます。

 

今の私の夢は、自分の娘の出産前後を支えることです。

著者:yun

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