娘のもっちゃんが1歳になり、私の復職に向けて、娘を保育園に預ける日がやってきました。
まずは新しい環境に慣れるための短時間の慣らし保育からです。
それまで夫婦二人で静かに育ててきた、まだ自分でちゃんと歩くこともできない幼い娘。
保育園に慣れてくれるだろうか。
別れ際にはやっぱり泣いちゃうのかな。
様々な不安な気持ちを胸に、保育園へ向かったのですが・・・
初日から驚くほど保育園に馴染んだ娘・・・。
別れ際に泣きつかれるということは一度もありませんでした。
預ける前にはある種の罪悪感のような感情もあったのですが、保育園で楽しそうに遊ぶ娘の姿を見て、それが少し和らぎました。
あの日「行ってきます」と言って娘を預けてから、早いものでもう5年の歳月が流れました。
思い出の全部が楽しいものだったりおもしろいものだったわけではありません。
でも、振り返ってみると、辛いことや悲しいことも含め、それらはすべて幸せの中にありました。
これからも増えていく思い出を、その同じ場所に飾っていければと思います。
「思い出摘み」全10話、今回で最終回となります。
最後までおつき合いありがとうございました。
>「思い出摘み」初回記事はこちら
年齢:40歳
子どもの年齢:6歳
育児漫画から成人漫画までこなす、さすらいの漫画描き。愛娘もっちゃんの育児を中心に綴る4コマ漫画ブログ「おひさま もっちゃん!」が人気を集める。著書に『親バカと言われますが、自覚はありません。』(KADOKAWA)がある。
ブログ:「あの日のもっちゃん」
新刊:おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記(KADOKAWA)
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