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大好きな仕事と不妊治療、どちらか選ばなくちゃダメ…? 諦めないために私がしたこと

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高校生の頃からの夢だった仕事につき、正規職員として働いて9年目。

職場でも頼りにされるようになり、朝早くから夜までバリバリ働く毎日を送っていました。

 

プライベートでは、結婚4年目に突入。

結婚当初から『早く子どもを授かりたい!』と思っていたけれど、なかなか上手くいかず…

基礎体温をつけて2年。

不妊専門の鍼灸院に通って1年半。

不妊治療の病院に通って1年。

ようやく去年の春に妊娠が分かり、年末に出産をしました。

 

不妊治療をする中で、一番悩んだのが仕事と治療の両立でした。

 

病院の受付時間は、定時に職場を出てなんとか間に合う状態。

受診する日は、朝から鬼のように仕事をこなし、不測のトラブルが起こらないことを祈りながら過ごしていました。

しかも、生理周期が不安定だったため、受診しても『また数日後に来てください』と言われることもしばしば。

そんな日は、『今日定時であがることも精一杯だったのに、今週もう一度かんばらないといけないのか…』と疲労感が5割増し。

 

その後、私の子宮頸管粘液の質が良くないことが判明し、医師から人工授精を勧められたことが更なる悩みのタネとなりました。

と言うのも、私が通っていた病院は、精子の提出は午前中の指定された時間のみ。

夫は仕事で朝早く家を出るため、タイミングが平日に当たってしまったら家で採精し、私が仕事を休んで病院に持って行くしかありません。

でも、職場に不妊治療のことは明かしていなかったし、私の仕事は特殊なポジションのため代わってくれる人はいない…。

 

結局、人工授精向きの身体だと分かっていながら、仕事で周りに迷惑をかけられないという思いから、ステップアップを見送り続けてしまいました。

 

ようやく人工授精にトライできたのは半年後。

運良くタイミングが土曜日に重なったためでした。

初トライは残念ながら失敗。

生理が始まった悲しみの中で、次にタイミングが土曜日に重なるのはいつなんだろう…と考えたとき、このままじゃいけない!とハッとしました。

 

仕事と両立することは、こんなにも難しい。

今後もしもテップアップが必要になったら、今の状態での両立は不可能なんじゃないか。

 

じゃあ、このまま妊娠を諦めて仕事に生きる…?

それとも、いっそ仕事をスッパリ辞めてしまおうか…?

 

悩みに悩んで、2つのことを決めました。

1つ目は、あと1年妊娠できなければ仕事を辞めること。

2つ目は、上司に不妊治療をしていることを伝え、人工授精のタイミングで休みを取ること。

仕事か治療、どちらかを選ぶ道もありました。

でも、大好きな仕事を続けることも、子どもを授かることもまだ諦めたくなかった。

仕事を辞めることを本気で考えたら、月に一回半日休みをもらうことくらい!と思えたのです。

 

さっそく次の日、管理職に不妊治療をしていることを話しました。

冷たい言葉が返って来ても仕方ない、と覚悟を決めていたのですが、

不妊治療ってすごく大変だって聞いたけど、無理しないでね。仕事もいつも一生懸命してくれるから』

と、あたたかい言葉をかけていただきました。

 

次のタイミングで仕事を半日休み、2度目の人工授精にトライ。

結果は幸運にも陽性。

そこから8ヶ月、元気に仕事をこなし産休に入りました。

一年半後に仕事に復帰する予定です。

 

仕事と不妊治療の両立はとても難しい。

でも、どちらも諦めなくてよかったと本当に思います。

がんばっても自分だけではどうにもならないとき、周りにサポートしてもらう勇気が必要だったんだと実感しました。

そして、自分が仕事に復帰したとき、同じように悩んでいる人がいたら笑顔でサポートできる人でありたいと思うのでした。

著者:あーこ

不妊治療を経験し、2016年12月に第1子を出産。

現在育児休業をとり、初めての子育てに奮闘中です。

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