その公園は、近所の友人たちとよく遊んでいた公園で、私の幼少期の思い出の多くはその公園と森で出来ていると言えるほど、記憶に残っている場所でした。
せっかくなので、娘にもお母さんが遊んでいた公園と森で遊ばせてみよう、と思い
懐かしさを胸に、その公園へと向かいました。
が、車の窓から見えた景色は…
…記憶と違う。
まず、人がいない。 そして森が暗い。
記憶の中では、
子どもたちが楽しく遊んでいる公園 と 自然豊かで木漏れ日溢れる森だったのですが 、
目の前には、
子どもどころか人一人いない公園 と 自然豊かだけれど何だか薄暗い森がありました。
いやいやいや、そんなはずはなかろう。と、森の中を見てみると
よくここで子どもを遊ばせてたなぁ!!と、当時の平和さに驚きました。
私が10歳のときに、引越してしまうまではずっとここで遊んでいたのですが
大人たちに注意された記憶もなく、変質者の情報なんてものもなく。
今だったら、「あの森は一人では通っちゃダメよ!」って絶対言われてると思うんですよね。
むしろ、私が言う。
でも、子どもの頃は、ここは楽しい遊び場で
怖いことなんて無くて、夕方の薄暗い中でも平気で通っていたはず。
そして、私は大人になってからも この公園と森を何度か通ったことがあったのですが そのときも懐かしさだけで、こんなに怖いとは感じませんでした。
何がこんなに変わってしまったのかと言えば、やはり自分が親の立場になったからでしょうか。
自分ならなんてことなく通る道も、娘となると話は違くなります。
私の母も、森で遊ぶ娘をこんな気持ちで見ていたのかと思ったのですが、やはりそこは時代が違かったようで。
当時はご年配の方が公園でゲートボールをしていたり、近所の子どもの数も今より多かったり。
特に不安に思うことなく遊ばせていたそうです。
著者:チカ母
年齢:30歳
子どもの年齢:2歳
2014年6月に娘・チカを出産。同年8月より育児絵日記ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」を開始。抱っこが大好きな娘のお陰で、腕だけやたらとたくましいお母さんです。
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