31歳の時、一人目の女の子出産しました。その時は何もかも初めての経験で、しかもフルタイムで働きながらの妊婦生活だったので、本当にあっという間にうまれてきた、という感じでした。
妊娠中も、職場では階段を駆け上ったり、重いダンボール箱を持ったりしてしまっていましたが、産婦人科に行くたびに、「順調ですね」「週数通りの大きさですよ」とエコー写真をもらい、それが当たり前だと思っていました。
しかし、34歳で待望の二人目を妊娠が判明し、「そろそろ来週あたりには産婦人科の予約をしよう」と思っていた頃でした。
トイレに行ったとき、出血しているのに気付いたのです。そのときは出血は少しだけで、トイレットペーパーに赤茶色が少しつくくらいでした。まさか・・・と思いましたが、まだ少量でしたし、妊娠初期は何かの拍子に少し出血することはよくある、と聞いたことがあったので、まだ本気で心配はせず、その日は様子をみました。放っておけば止まると、このときは信じていました。
でも、出血の量はだんだん増えていき、色も茶色が混じった色ではなく、完全に赤い血になってきてしまいました。
そして翌朝、起きて動き出したら、急に下腹部痛とめまいに襲われ、立っていられなくなりました。激しい生理痛で貧血になったような感じでした。私が倒れていることに気づいてくれた主人に、急いで産婦人科に電話をしてもらい、土曜日でしたが特別に診てもらえることになりました。
医師に診察してもらうと「もし流産だとしたら止めることはできない。いまはかなり出血の量が多いけれど、血が止まることを祈って様子を見るしかない」と言われました。「血が止まればいいけれど、もし赤黒い血の塊のようなものが出てきたらすぐ連絡してください」とも。もう、これを聞いたときは「ああ、流産なのだな」と心の中で思いました。
いったん自宅に帰りましたが、やはり出血は止まらず、むしろ生理の多い日くらいの量になっていき、翌日、予想通り「赤黒い塊」が出てきました。
医師には「初期の流産は母親の生活習慣が原因ではなく、15パーセントくらいの確率で誰にでも起こりうること。あなたの周りにも、あえて言わないだけで流産を経験している人は実はけっこういると思う。また、あなたは検査薬で妊娠に気づいたけれど、このような初期の場合は、妊娠に気づかないまま流産していて、出血を生理と勘違いする人も多い。次また妊娠しても、確率は同じ。あなたの1人目のお子さんは15パーセントの確率をくぐり抜けてうまれてこられたんだよ」と言われました。
そしていま、私は再び妊娠しています。一度流産しているので、今回も無事出産するまで不安ですが、12週に入り、前回流産したときの週数はこえたので、ホッとしているところです。
今度は無事にうまれてきますように・・・。