妊娠・出産・育児の情報サイト


授かり婚のはずが…10週で流産に。居場所を見失っていた私にかけられた義母の言葉

f:id:akasugu:20160829164102p:plain

数年前です。彼(現夫)とのデート中に異常なほど車酔いをするようになりました。今まで平気だった電車やバスで吐き気を催すように。

そういえば生理も来ていない…もしかして…と思い病院に行くと、案の定、赤ちゃんを授かっていました。彼も私も子供が大好きだったので、心から喜びました。

お互いの両親は厳しく、勘当も覚悟しましたが、話し合いなんとか結婚を認めてもらうことができました。

 

私は持病があり、夫は仕事で多忙。もし私や赤ちゃんに何かあったら…と、夫の両親と同居させていただくことになりました。

着々と話は進み、結婚式や引越しの準備に明け暮れていた10週目。検診で内診をしていると、先生の動きが止まりました。

「動いてない…。心臓止まってる。流産だね」

今思えば、感情的にならないように淡々と言ってくれたのだと思いますが、とても冷たい言い方に聞こえました。

 

稽留流産でした。目の前が真っ白になりました。

先程まで座っていたお腹の大きな妊婦さんたちのいる待合室が、一瞬で地獄に変わりました。

数日後に手術をし、初めての妊娠は終わりました。

 

赤ちゃんがいなくなり、毎日泣きながらいろいろなことを考えました。

妊娠結婚について、私が毎日不安で泣いていたせいではないか。両親にすぐに認めてもらえず、赤ちゃんが必要とされていないと思ってしまったのでは。出血があったのに動いてしまったせいでは。

答えの見つからない悩みで、毎日毎日泣きました。

 

そして一番悩んだのは「このまま結婚して良いのか」ということです。

両家は、子供がいるから結婚を認めてくれたのではないか。子供がいるから同居してくれるのではないか。子供がいなければ、私は必要ないのではないか…。

予定通り結婚して同居が始まりましたが、自分の存在価値を見いだせず、半年後には精神科に通うまでになりました。

 

そんな時に義母がかけてくれた言葉があります。

「あの子は、両家を繋ぐためにやってきてくれた子なんだよ。しっかり役目を果たしてくれたじゃない」

そう、あの子がいたから私たちは夫婦になれたのです。自分のことでいっぱいいっぱいになっていましたが、私たちを繋いでくれたあの子に感謝しなければ。

いつまでも悲しんでいてはいけない。その時、初めて前を向くことができました。

 

今は無事長男を出産し、楽しく暮らしています。

いつか一緒にあの子の供養に行きたいです。

著者:うぃーと

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。